今回ご紹介する1973年(昭和48年)のヒット曲は、チューリップの「心の旅」です。
「心の旅」は、1973年(昭和48年)4月20日に発売されたチューリップの通算3枚目のシングルで、作詞・作曲:財津和夫さん、編曲:チューリップ、弦管編曲:青木望さんとなっています。
「あ~、だから今夜だけは~、君を抱いていたい~♪」名曲ですよね。
大学生の頃に友だちに連れられてライブに行ったなぁ~
チューリップですが、デビューからパッとせず、「3枚目のシングルが売れなかったら、地元福岡に帰る」という話がでてきていたんだそうですよ。そして、まさに背水の陣の頃に生まれた曲が「心の旅」なんだそうです。
そう言えば、チューリップのデビュー曲は知らないなぁ~
チューリップのシングルですが、メジャーデビュー以降は、1972年(昭和47年)「魔法の黄色い靴」がオリコン98位、1972年(昭和47年)「 一人の部屋」は、ライブでも財津和夫さんが「最も売れなかった曲」としばしばネタにしているそうです。
チューリップは好きだったから「魔法の黄色い靴」は知ってるんだけど、「一人の部屋」ってのは知らないな。
「心の旅」ですが、リーダーの財津和夫さんが上京する直前の心境を原点に書かれたと言われています。
博多からだと、当時は、汽車に乗って上京するってのが多かったのかな?
歌詞にも出て来るし。
財津和夫さんが「心の旅」を作るに当たって意識した曲は、はしだのりひことクライマックスの「花嫁」なんだそうですよ。歌に出てくる汽車の旅のロマンが受け入れられるのではと考えたんだそうです。
「花嫁は夜汽車に乗って~♪」って歌うし、「心の旅」は「僕は汽車の中~♪」で、確かに何か通じるものがあるような気もするね。
てか、今の若い人は夜汽車なんて知らないよね。
メインボーカルは、姫野達也さんが担当しています。当初の予定では作詞・作曲した財津和夫さんが歌う予定だったそうですが、スタッフ・関係者の間で「甘い声が魅力の姫野に歌わせよう」ということになったそうです。また、同じく直前に曲の構成を変更し、サビの部分を冒頭に持ってきたそうですよ。
最初サビのサビがインパクトあるよね。そして、やっぱり姫野さんの甘い声がこの曲にはマッチしていると思うよ。
オリコン初登場は71位でしたが、その後、徐々に人気が出始め、1973年(昭和48年)9月10日付のオリコンシングルチャートで1位を獲得しています。また、チューリップ最大のヒット曲でもあります。
吉田栄作さんの「心の旅」より、やっぱりチューリップだよね。
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1973年(昭和48年)出来事
- 石油ショック
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- 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が「新・御三家」と呼ばれる
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