「喝采」は、1972年(昭和47年)9月10日に発売されたちあきなおみさん13枚目のシングルです。作詞:吉田旺さん、作曲:中村泰士さん、編曲:高田弘さんとなっています。
「いつものよぉ~に~幕が開き~、恋の歌うたう私に~♪」名曲ですよね~
「喝采」は確かに名曲なんですが、発売された当時は宮史郎とぴんからトリオの「女のみち」が強すぎて12週間(3ヶ月間)にわたり2位だったらしいです。
時期が違ってたらぶっちぎりのトップだったのかもしれないね。
とは言え、「喝采」は、累計130万枚以上を売り上げ、ちあきなおみさんは「第14回日本レコード大賞」を受賞しています。発売されてから3ヶ月でのレコード大賞受賞は史上最短記録なんだそうです。
9月発売で12月のレコード大賞を獲得するなんて、いや、これは凄いよね!
また、ちあきなおみさんは、「喝采」をレコーディングの際に、周りを黒いカーテンで囲み誰にも姿を見せず、声を出すために裸足で臨んだというエピソードもあるようですよ。
黒いカーテンで囲うって集中したかったのかな?でも、確かにものすごく心がこもった歌い方だよね。
そう言えば、歌詞の中に「黒いふちどり」って出てくるけど、ハガキのこと?
どうやら、新聞に掲載される人の死亡を知らせる広告のことのようですよ。黒い縁取りをすることから、黒枠広告とも言われているんだそうです。
※下記のサンプルは帝都典礼株式会社様の画像をお借りしました。
最近は、新聞をほとんど手に取って読まないけど、そう言えば、昔はこんな欄があったような気がするよ。
ちあき なおみさんは、1947年生まれ、東京都板橋区育ちです。現在は、芸能活動を完全に休止されています。
ファンからしたらもう一度復活してくれないかなって思うところかもしれないけれど、今、幸せに暮らしていらっしゃるんだったらそれが一番だよね。
1972年(昭和47年)出来事
- 札幌冬季オリンピック開催
- Tレックスらのグラム・ロックがブーム
- 上野動物園でパンダ公開
- ミュンヘンオリンピック開催
- 自動車に初心者マーク登場
- 東北自動車道開通
- あさま山荘事件
- 川端康成が自殺
1972年(昭和47年)新商品・ヒット商品
- デジタル電子体温計(立石電機)
- カシオミニ(カシオ計算機)
- オロナインH軟膏(大塚製薬)
- オールレーズン(東鳩)
1972年(昭和47年)流行語
- お客様は神様です(三波春夫)
- ナウ(「今風でいい感じ」)
- 未婚の母
1972年(昭和47年)ベストセラー
- 恍惚の人(有吉佐和子)
- 日本列島改造論(田中角栄)
- 女の子の躾け方(浜尾実)
- 放任主義(羽仁進)
- 二十歳の原点(高野悦子)
- 狼なんかこわくない(庄司薫)
1972年(昭和47年)ヒット曲
- 女のみち(宮史郎とぴんからトリオ)
- 瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)
- さよならをするために(ビリーバンバン)
- 旅の宿(吉田拓郎)
- ひとりじゃないの(天地真理)
- 別れの朝(ペドロ&カプリシャス)
- 小さな恋(天地真理)
- 太陽がくれた季節(青い三角定規)
- ゴッドファーザー愛のテーマ(ニーノ・ロータ、アンディ・ウィリアムズ)
- 愛の休日(ミッシェル・ポルナレフ)
- 愛は面影の中に(ロバータ・フラック)
- アローン・アゲイン(ギルバート・オサリバン)
- ロックン・ロール(レッド・ツェッペリン)
1972年(昭和47年)映画
- 男はつらいよ 寅次郎夢枕
- ゴッドファーザー
- 007 ダイヤモンドは永遠に
- レッド・サン
1972年(昭和47年)アニメ
- デビルマン
- 赤胴鈴之助
- デビルマン
- 科学忍者隊ガッチャマン
- ど根性ガエル
- マジンガーZ
- 海のトリトン
1972年(昭和47年)のヒット曲ランキング
- 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ
- 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子
- さよならをするために ビリーバンバン
- 旅の宿 よしだたくろう
- 悪魔がにくい 平田隆夫とセルスターズ
- ひとりじゃないの 天地真理
- 京のにわか雨 小柳ルミ子
- 別れの朝 ペドロ&カプリシャス
- 小さな恋 天地真理
- 太陽がくれた季節 青い三角定規