北酒場(細川たかし) 1982年(昭和57年)

今回ご紹介する1982年(昭和57年)のヒット曲は、細川たかしさんの「北酒場」です。
「北酒場」は、1982年(昭和57年)3月21日に発売された細川たかしさんの18枚目のシングルです。作詞:なかにし礼さん、作曲:中村泰士さん、編曲:馬飼野俊一さんとなっています。

細川たかしさんの「北酒場」と言えば、ジャンルは演歌なんですが、それよりも歌謡曲っぽい感じで印象に残ってます。歌い出しは、「北の酒場通りには長い髪の女が似あう♪」でしたね。

「北酒場」は、デビュー曲「心のこり」と同じなかにし礼さんと中村泰士さんのコンビでしたね。なのでちょっと歌謡曲寄りなのかもしれませんね。
さて、細川たかしさんの「北酒場」ですが、オリコンランキングでは最高3位を獲得、レコード売上77.5万枚の大ヒットとなりました。

個人的には、デビュー曲の「心のこり」の方が好きだったんだけど、「北酒場」も売れたよね。でも、「心のこり」が1975年(昭和50年)のヒット曲だから、この「北酒場」のヒットまで結構間があいちゃったね。

そうなんですよね。長いことヒット曲に恵まれない時代が続いている中で、細川たかしさんは、出演した「8時だよ!全員集合」でアキレス腱を切るというアクシデントに見舞われます。そこで何か月もスケジュールが空いてしまうという不運も重なります。

そう言えば、細川たかしさん、白い体操服を着て体操やってたね。
しかし、歌手だから、怪我で舞台に立てないと売れることもできないよね。

そうなんです。そんな中、たまたま「欽ちゃんのドコまでやるの」に呼ばれて細川たかしさんは、久しぶりのテレビ出演を果たします。収録語に、萩本欽一さんに「テレビっていいですね」と話したところ、「じゃ、来週もおいでよ」ということで準レギュラーみたいにして「欽ちゃんのドコまでやるの」に出演していくようになります。
※画像は、ナンガ(^O^)σ様のXからお借りしました。

欽ちゃんも凄いけど、欽ちゃんにそう言わせた細川たかしさんも凄いよね。しかし、細川たかしさん、若くてイケメンだわ~

そして、1982年(昭和57年)1月27日の放送でこの「北酒場」を初披露したのですが、以降、9月15日まで毎週歌わせてもらえるようになったんだそうです。
ただ、そこは欽ちゃん、「北酒場」をロック調にしたり、民謡調にしたりとお笑い要素を交えてらしいですが…。
ちなみに、この初披露の時は、レコード化前のデモテープ段階だったそうですよ。

毎週、人気テレビで歌っていたらそりゃ認知度も高くなるよね。「北酒場」が売れた理由のひとつにそんなことがあったんだね。でも、たくさんのデモテープの中から良い曲を選んだね。

ちなみに、曲を決めたのは萩本欽一さんだったらしいですよ。
さて、細川たかしさんの「北酒場」ですが、「第24回日本レコード大賞」を受賞しています。この時は、萩本欽一さんもステージに駆け付けたそうですよ。

なんか、良い話を聞けて良かったです。
それでは、細川たかしさんの「北酒場」をどうぞ!

1982年(昭和57年)のヒット曲「北酒場」細川たかし

1982年(昭和57年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位待つわあみん101.8万
2位セーラー服と機関銃薬師丸ひろ子83.5万
3位聖母たちのララバイ岩崎宏美78.5万
4位心の色中村雅俊69.7万
5位北酒場細川たかし64.8万
6位悪女中島みゆき62.4万
7位ハイティーン・ブギ近藤真彦60.7万
8位チャコの海岸物語サザンオールスターズ55.7万
9位情熱・熱風・せれなーで近藤真彦55.6万
10位ふられてBANZAI近藤真彦53.0万