今回ご紹介する1973年(昭和48年)のヒット曲は、かぐや姫の「神田川」です。
「神田川」は、1973年(昭和48年)9月20日に発売されたかぐや姫(当時のグループ名は「南こうせつとかぐや姫」)のシングルです。作詞:喜多条忠さん、作曲:南こうせつさん、編曲:木田高介さんとなっています。
「あなたは、もう忘れたかしら、赤い手ぬぐいマフラーにして♪」有名な曲だよね。
「神田川」ですが、南こうせつさんから作詞を依頼された喜多條忠さんが、19歳の時に1年間だけ早大生の髪の長い女学生と三畳一間のアパートで同棲した日々を思い出して書き上げた歌詞なんだそうです。
昔は同棲っていうと何となく後ろめたい感じがあったんだけど、最近では結婚前に同棲する人が多いんだってね。時代は変わったよね。
そう言えば、知り合いの女性も結婚前に同棲したけど、こんなはずじゃなかったって別れて正解だったっていう話を聞いたことがありますよ。
それって、YOUのことじゃないの?
い、いいえ!違います!
さて話を「神田川」に戻すと、喜多條忠さんが詩が出来上がったので南こうせつさんに電話をかけて話をすると、その詩を聞きながら南こうせつさんは即興でメロディを口ずさんで、電話を切った3分後にはもう曲が完成していたんだそうですよ。
だヒット曲を作ったようなミュージシャンがよく「メロディが降りてきた」って表現するけど、そんな感じなのかな?
詞を書きながらメロディが湧いてくるのは南こうせつさんにとっても初めての体験だったそうです。
ところで、神田川って神田を流れているから神田川なの?
神田川は、東京都三鷹市の井の頭恩賜公園内にある井の頭池に源を発して東へ流れ、現在は、台東区、中央区と墨田区の境界にある両国橋脇で隅田川に合流します。
流路延長24.6kmで、東京都内における中小河川としては最大規模なんだそうですよ。
画像は、「中年夫婦のぶらぶら歩き」様からお借りしました。
井の頭公園から始まるんだね。知らなかった!
それにしても随分、広範囲を流れているんだね。
ついでに、歌詞に出てくる「三畳一間の小さな下宿」ってどこにあったのか分かる?
喜多條忠さんが19歳の時に住んでいた「三畳一間の小さな下宿」があったのは、新宿区高田馬場2丁目の現在の専門学校敷地、または豊島区高田3丁目7-17に所在した「千登世旅館」(2008年廃業)の隣と言われているんだそうですよ。
凄いな~、特定班!
曲に戻りますが、「神田川」は、諸説あるようですが、最終的に160万枚以上を売り上げ、かぐや姫にとって最大のヒット曲になっています。
まぁ、かぐや姫と言えば、「神田川」が有名だけど、個人的には、「22歳の別れ」とか「妹」なんかも好きなんだよね。
これだけのヒットを飛ばした「神田川」ですが、2番の歌詞に登場する「24色のクレパス買って」という部分が商標名に当たるということで、第24回NHK紅白歌合戦では、「クレパスという歌詞をクレヨンに修正せよ」と言われたらしく、当然ですが、かぐや姫は出場を辞退したんそうですよ。
昔は色々と堅苦しい時代だったんだよね~
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1973年(昭和48年)出来事
- 石油ショック
- 山口百恵、桜田淳子、浅田美代子、あべ静江、石川さゆり、フィンガー5、キャンディーズらがデビュー
- 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が「新・御三家」と呼ばれる
- 関門橋が開通
- 中央線の快速電車にシルバーシートを設置
- トイレット・ペーパー、洗剤などの買いだめ騒動
- ノストラダムスの大予言が出版される