今回ご紹介する1973年(昭和48年)のヒット曲は、金井克子さんの「他人の関係」です。
「他人の関係」は、1973年(昭和48年)3月21日に発売された金井克子さんの31枚目のシングルです。作詞:有馬三恵子さん、作曲・編曲:川口真さんとなっています。
金井克子さんの「他人の関係」と言えば、やっぱり「パッパッパヤッパー」ですよね。当時、めちゃくちゃ流行りましたよね!
学校でみんな「パッパッパヤッパー」と言いながら、振り付けを真似てましたね。
※画像は、NEWSポストセブン様からお借りしました。
「他人の関係」が大ヒットした金井克子さんですが、もともとバレリーナなんですよね。当時は、由美かおるさん、奈美悦子さん、原田糸子さん、江美早苗さんとともに「西野バレエ団五人娘」と呼ばれていました。
※画像は、明智小五郎先生のXからお借りしました。
前列左が金井克子さん、後列が由美かおるさんですね。前列右から2人目が奈美悦子さんかな?みなさんお若いですよね。
1962年(昭和37年)にレコードデビューしたものの、10年近く歌がヒットしない状態だったため、「次の曲で(歌手活動を)最後にしよう」と思っていたぐらい追い込まれていたそうです。ご本人のお話だと、歌は売れない、大好きなバレエは踊れないという状況もあって、円形脱毛症になってしまったんだとか…。
バレエが好きでバレリーナやってたのに、歌手デビューしてヒット曲に10年近くも恵まれないって、ご本人じゃないと分からないだろうけど、きっとものすごく辛かっただろうね。円形脱毛症になるのも分かる気がします。
そんな中、金井克子さんの「他人の関係」は、オリコンランキングでは最高7位を記録、公称売上は100万枚を突破する大ヒットとなりました。
「他人の関係」が大ヒットして良かったです!
ただ、当初、金井克子さん自身は、全く売れる予感は感じなかったそうですよ。
さて、話を「他人の関係」に戻しますと、1973年(昭和48年)の第15回日本レコード大賞企画賞を受賞し、「第24回NHK紅白歌合戦」にも出場されています。
やっぱりあのポーズがヒットの決め手だったのかな?
余談になりますが、金井克子さんのあのポーズは、飛行機でCAさんが乗客に向けて非常口の説明をする際に指し示す時のポーズとそっくりなんです。「他人の関係」がヒットした当時は、多くの国内線でCAさんたちが非常口を指し示すポーズを取る度に乗客から「バンバンババンバン」と声が上がったそうですよ。
おおらかな良い時代じゃないですか~w
でも、今は、男性のCAさんもいるので、こうはならないよねw
金井克子さんは、1945年生まれ、大阪府岸和田市のご出身です。モデルとして芸能界入り、1962年(昭和37年)にレコード・デビューされています。
それでは、金井克子さんの「他人の関係」をどうぞ!
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1973年(昭和48年)出来事
- 石油ショック
- 山口百恵、桜田淳子、浅田美代子、あべ静江、石川さゆり、フィンガー5、キャンディーズらがデビュー
- 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が「新・御三家」と呼ばれる
- 関門橋が開通
- 中央線の快速電車にシルバーシートを設置
- トイレット・ペーパー、洗剤などの買いだめ騒動
- ノストラダムスの大予言が出版される