帰ってこいよ (松村和子) 1980年(昭和55年)

今回ご紹介する1980年(昭和55年)のヒット曲は、松村和子さんの「帰ってこいよ」です。
「帰ってこいよ」は、1980年(昭和55年)4月21日に発売された松村和子さんのデビュー・シングルです。作詞:平山忠夫さん、作曲:一代のぼるさん、編曲:斉藤恒夫さんとなっています。

松村和子さんの「帰ってこいよ」と言えば、松村和子さんの高い声と三味線が印象に残っています。歌い出しは、「きっと帰ってくるんだと、お岩木山で手を振れば♪」でしたよね。でもやっぱり、「帰ってこいよ、帰ってこいよ、帰ってこ~いよ♪」のサビがインパクトありますよね。

松村和子さんの「帰ってこいよ」ですが、オリコンランキングでは最高5位を獲得、レコード売上68.3万枚の大ヒットとなりました。
この曲の大ヒットで、松村和子さんは、1980年(昭和55年)の「第22回日本レコード大賞」では新人賞を獲得しています。また、翌1981年(昭和56年)の「第32回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。
ロングヘアで津軽三味線をギターの様弾く姿が、それまでの演歌歌手とは違って話題になりましたね。

そう言えば、三味線弾きながら歌うなんていうのは、「うちら陽気なかしまし娘♪」で有名な「かしまし娘」さんぐらいしか知らなかったからね。
ところで、歌詞に出て来る「お岩木山」ってどこにあるの?

「お岩木山」というのは、青森県弘前市および西津軽郡鰺ヶ沢町に位置する山で青森県の最高峰です(標高1,625 m)。その美しい姿から「津軽富士」とも呼ばれるそうです。地元では、「お岩木(山)」あるいは「お岩木様」と呼ばれるそうですよ。

まっ平なところに、いきなりドーンと山が見えるのも凄いよね。ほんと富士山みたいにキレイな山だね。
しかし、
「きっと帰ってくるんだと
お岩木山で手を振れば
あの娘は小さくうなずいた
茜の空で誓った恋を
東京ぐらしで 忘れたか♪」
という歌詞とマッチするよね。

ほんと、キレイな山ですよね。この「お岩木山」も歌詞に出て来ることもあって、松村和子さんの「帰ってこいよ」は、青森県のご当地ソングでもあります。
ただし、松村和子は、1962年生まれ、北海道苫小牧育ちです。

そう言えば、歌っているときの格好は、何となく北海道って感じなんだよね。
でも、青森県のイメージにぴったりな名曲ですね。
それでは、松村和子さんの「帰ってこいよ」をどうぞ!

1980年(昭和55年)のヒット曲「帰ってこいよ」松村和子

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1980年(昭和55年)

  • ジョン・レノンが射殺される
  • 第22回モスクワ五輪開催(日本はアフガン事件抗議のため不参加)
  • 王貞治選手が現役を引退(通算868本塁打)
  • 山口百恵さんが三浦友和さんとの婚約を発表・引退
  • ポール・マッカートニーが来日するも大麻所持により成田で逮捕され日本公演中止に
  • 竹の子族が出現

1980年(昭和55年)のヒット曲ランキング

  1. ダンシング・オールナイト( もんた&ブラザーズ)
  2. 異邦人 (久保田早紀)
  3. 大都会 (クリスタルキング)
  4. ランナウェイ (シャネルズ)
  5. 順子 (長渕剛)
  6. 贈る言葉( 海援隊)
  7. おまえとふたり (五木ひろし)
  8. 別れても好きな人 (ロス・インディオス&シルヴィア)
  9. さよなら (オフコース)
  10. 哀愁でいと (田原俊彦)
  11. Sachiko (ばんばひろふみ)
  12. 昴-すばる- (谷村新司)
  13. とまり木 (小林幸子)
  14. 風は秋色/Eighteen (松田聖子)
  15. 青い珊瑚礁 (松田聖子)
  16. 蜃気楼 (クリスタルキング)
  17. おやじの海 (村木賢吉)
  18. 防人の詩 (さだまさし)
  19. パープルタウン (八神純子)
  20. 終止符 (アリス)