恋におちて/真実(小林明子) 1985年(昭和60年)

今回ご紹介する1985年(昭和60年)のヒット曲は、小林明子さんの「恋におちて -Fall in love-」です。
「恋におちて -Fall in love-」は、1985年(昭和60年)8月31日に発売された小林明子さんのデビューシングルです。作詞:湯川れい子さん、作曲:小林明子さん、編曲:萩田光雄さんとなっています。

小林明子さんの「恋におちて」は大ヒットしましたよね。個人的にも好きな曲です。歌い出しは、「もしも願いが叶うなら吐息を白いバラに変えて、逢えない日には、部屋じゅうに飾りましょう、貴方を想いながら♪」でした。

小林明子さんの「恋におちて」ですが、1985年(昭和60年)8月30日から放送されたテレビドラマ「金曜日の妻たちへIII・恋におちて」の主題歌でもありました。この影響もあり、オリコンランキングでは1位を獲得、レコード売上95.4万枚を記録するなど大ヒットとなりました。
※画像は、TBSチャンネル様からお借りしました。

ドラマ「金曜日の妻たちへ」は、「金妻」って言われていたよね。

「金妻」は流行語にもなっていましたね。ドラマのテーマとしては「不倫」を扱ったものでしたが、「金曜日の夜10時は、主婦が電話にでなくなった」と言われるほど一大ブームを巻き起こし、「金妻シンドローム」とも呼ばれました。

当時、僕らは「不倫」には若すぎる年齢だったし、僕らよりももう一回りとか二回りぐらい年上の人たちのドラマって感じだったね。
小林明子さんの「恋におちて」は、そのテーマにバッチリの曲だったんだね。

このドラマのために書き下ろした曲ではなく、実際は、ドラマ放映より1年も前に小林明子さんがある歌手のために作曲したものなのだそうですが、その歌手が引退してしまったそうです。その曲をたまたまドラマ関係者の人が聞いてピンときて、湯川れい子さんに作詞を頼んで出来上がった曲が、この「恋に落ちて」らしいですよ。

ドラマ関係者の人の直観がなければ、この曲も世に出なかったんだね。確かに、この歌詞も良いんだよね。特に「ダイヤル回して手を止めた♪」ってところなんか、情景が浮かぶよね。

今の若い人に電話の「ダイヤル」と言っても分からないかもしれませんよね。

そうそう、ダイヤル回すと「ジーコ、ジーコ」って動くんだよね。だから、電話をかけるのに時間がかかるんだよね。

ちょうど1980年代からダイヤル式からプッシュ式に電話機が変わることだったんですよね。作詞をした湯川れい子さんはこの「ダイヤル回して手を止めた♪」という部分を変えようとしたそうですが、レコード会社のプロデューサーに猛反対されたんだとか…

確かに、この部分は変えなくてよかったと思うよ。振り返ってみると、この時代を象徴している感じだよね。
そう言えば、小林明子さんのセカンドシングルの「真実」って曲も凄く良いんだよね。ほとんど取り上げられることはないんだけどさ。

「真実」は、1986年(昭和61年)2月1日に発売された小林明子さんの2枚目のシングルです。作詞:松本隆さん、作曲:小林明子さんとなっています。
オリコンランキングでは最高18位、レコード売上7.4万枚となっています。

オリコンランキングに入っていないのではと思ったんだけど、最高18位ということは、僕と同じようにこの曲を好きな人がいるんだね。個人的には、「恋におちて」よりも「真実」の方が好きかな?

それでは、小林明子さんの「恋におちて -Fall in love-」と「真実」の2曲をどうぞ!

1985年(昭和60年)のヒット曲「恋におちて -Fall in love-」小林明子

1986年(昭和61年)のヒット曲「真実」小林明子

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1985年(昭和60年)の出来事

  • つくば万博 ’85開催
  • 男女雇用機会均等法が成立
  • 日本航空123便墜落事故
  • 電電公社と日本専売公社が民営化
  • 初の日本人宇宙飛行士誕生(土井隆雄さん、内藤千秋さん、毛利衛さん)
  • NTTが「ショルダーフォン」を発売
  • 任天堂「ファミコン」ブーム
  • 阪神、21年ぶりセ・リーグ優勝
  • 日本初のエイズ患者を認定
  • 松田聖子と神田正輝が結婚
  • 夏目雅子が急性骨髄性白血病により死去

1985年(昭和60年)のヒット曲ランキング

  1. ジュリアに傷心(チェッカーズ)
  2. ミ・アモーレ(中森明菜)
  3. 恋におちて(小林明子)
  4. Romanticが止まらない(C-C-B)
  5. あの娘とスキャンダル(チェッカーズ)
  6. 飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)
  7. SAND BEIGE(中森明菜)
  8. 俺たちのロカビリーナイト(チェッカーズ)
  9. 悲しみにさよなら(安全地帯)
  10. 天使のウィンク(松田聖子)