今回ご紹介する1973年(昭和48年)のヒット曲は、ロバータ・フラックの「やさしく歌って」です。
「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」は、作詞:ノーマン・ギンベル、作曲:チャールズ・フォックスによる1971年(昭和46年)のポピュラー・ソングで、オリジナルは、歌手ロリ・リーバーマンが歌っています。
これってネスカフェのCMでず~っと流れていた曲だよね~
そうですね。ネスレ日本「ネスカフェ エクセラ」CMソングとして使用されていました。
大人になってタイトルを知った曲の中のひとつです。
この「やさしく歌って」ですが、1972年(昭和47年)8月にリリースされたロリ・リーバーマンのオリジナルはヒットしなかったそうです。しかし、飛行機の機内BGMとして採用されていたこの曲を、たまたまロバータ・フラックが聴いて気に入って歌ったところ、大ヒットとなりました。
俺らが知っているのはロバータ・フラック版だよね~
でも、オリジナルを歌ったロリ・リーバーマンはどんな気持ちだったんだろう…
自分が歌ったときはヒットしなかったのに…って思うよね…
ロバータ・フラックが歌った「やさしく歌って」ですが、リリース後4週間で全米1位、1973年(昭和48年)2月24日から4週連続でビルボード誌第1位を達成しています。
これにより、ロバータ・フラックはグラミー賞で最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの3部門を受賞しています。
まぁ、偉大な歌手ですからね。
ロバータ・フラックは、1972年(昭和47年)の「愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)」、1973年(昭和48年)の「やさしく歌って(Killing Me Softly with His Song)」でグラミー賞のRecord Of The Year(最優秀レコード賞)を2年連続で受賞しています。
2年連続受賞は、ロバータ・フラックの他ににはU2のみなんだそうです。
ちなみに、「やさしく歌って」は、BMI調べによる「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」の第11位にランクされているそうですよ。
20世紀に発売された全ての曲の中で11位ってほんと、凄いよね。
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1973年(昭和48年)出来事
- 石油ショック
- 山口百恵、桜田淳子、浅田美代子、あべ静江、石川さゆり、フィンガー5、キャンディーズらがデビュー
- 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が「新・御三家」と呼ばれる
- 関門橋が開通
- 中央線の快速電車にシルバーシートを設置
- トイレット・ペーパー、洗剤などの買いだめ騒動
- ノストラダムスの大予言が出版される