今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、ダイアー・ストレイツの「悲しきサルタン」です。
「悲しきサルタン(Sultans of Swing)」は、1978年(昭和53年)2月にリリースされたダイアー・ストレイツのデビュー・シングルです。作詞・作曲はヴォーカルとリードギターを担当するマーク・ノップラーです。
ダイアー・ストレイツってロックバンドなんだろうけど、どこか違うんだよね。「悲しきサルタン」も渋くてかっこいい曲なんだよ。最初にラジオで聴いて、直ぐにこの曲を好きになってしまったよ。
ダイアー・ストレイツは、当時から音楽的に高い評価を受ける向きもあったものの、当時の流行りの音楽ジャンルとは異質であったこともあって直ぐにはヒットには繋がらなかったそうです。
確かに、1978年頃のヒット曲って、ローリング・ストーンズの「ミス・ユー」やビリー・ジョエルの「素顔のままで 」、ポール・マッカートニー&ウイングスの「しあわせの予感 」とかが流行っていたし、それらに比べると全く違うジャンルだよね。
しかし、オランダのラジオでファースト・シングルの「悲しきサルタン」がヘビー・ローテーションされた頃から人気に火が付き始め、アルバムは全世界で1,500万枚を売り上げる大ヒットとなりました。
デビューアルバムが全世界で1,500万枚って凄いよね。ちょっと想像していた以上に売れたんだね。
また、マーク・ノップラーによるギター・ソロですが、2008年に「ギター・ワールド」誌が選出した「100グレイテスト・ギター・ソロ」では22位にランク・インしています。
マーク・ノップラーのギター・ソロも渋いんですよ~、というかギターそのものが渋いんだけど…。ところで、「悲しきサルタン」のサルタンってどういう意味なの?
Wikipediaによると、スルターンとは、イスラム世界における君主の称号のひとつなのだそうですよ。マレー語・トルコ語などの発音に準じてスルタンと書かれることも多く、「国王」、「皇帝」などとも訳されるようです。古くは英語における発音の音訳によって「サルタン」とも書かれたが、近年ではほとんど使われないようです。
「悲しきサルタン」って「悲しき皇帝(国王)」みたいな意味なんだね。
それでは、マーク・ノップラーの渋いギターと歌声が聞ける「悲しきサルタン」をどうぞ!
「動画を再生できません」と表示されている場合、「YouTubeで見る」から視聴することができます。リンク切れの場合は、こちらからご連絡下さい。
1978年(昭和53年)出来事
- キャンディーズが後楽園でサヨナラコンサート
- ピンク・レディーが大人気
- ディスコブーム
- ファミレスブーム
- 成田新東京国際空港が開港
- 江川卓が空白の1日で巨人軍に入団へ(江川騒動)
- 福田内閣が総辞職し、大平内閣が成立