傘がない (井上陽水) 1972年(昭和47年)

今回ご紹介する1972年(昭和47年)のヒット曲は、井上陽水さんの「傘がない」です。
「傘がない」は、1972年(昭和47年)7月1日に発売された井上陽水さんの2枚目のシングルレコードです。作詞・作曲とも井上陽水さんです。

「傘がない」…知っているようで、知らないような…
しっかり聞いた記憶がないんです。

「傘がない」は、井上陽水さんのデビュー・アルバム「断絶」からのシングルカットで、当初はそれほどヒットしなかったそうですが、今では初期の井上陽水さんの代表曲といわれるようになっています。

曲を聞くと「あ~、聞いたことある」って感じです。

「傘がない」のリリース当時の日本は、学生運動がちょっと下り坂の時代でした。

学生運動ってニュース映像とかでしか見たことないけど、激動の時代だったんだよね。そう言えば、1972年(昭和47年)と言えば「あさま山荘事件」が起こった年だよね。テレビでず~っと放送していたの覚えてる。

「傘がない」ですが、(当時の日本社会に多少の皮肉を込め)世の中で起きている学生運動よりも、今は自分が「君」に会いに行かなきゃならないのに「傘がない」という感じの内容ですよね。

俺らバブル時代の人間だと、君に会いに行かなきゃならないのに、いつまで経っても仕事が終わらないって感じかな?

ところで、「傘がない」の出だしなんですが、「都会では自殺する若者が増えている」という部分は、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」からインスパイアされたものだと言われているようです。

ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」も良い曲だよね。
アルバム「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の収録曲だよね。

井上陽水さんですが、1948年(昭和23年)生まれ、福岡県田川郡糸田町の出身です(生まれは、福岡県嘉穂郡幸袋町)。1970年代には吉田拓郎さんと並んでフォーク、ニュー・ミュージック界を牽引、現在に至るまで第一線で活躍を続ける日本を代表するシンガー・ソングライターの一人ですね。

井上陽水さんと言うと、日産セフィーロのCMで「みなさん、お元気ですか~」って言ってたイメージが強いんだよね。井上陽水さんって、こんな人なんだった初めて知った印象深いCMでした。

1972年(昭和47年)のヒット曲「傘がない」井上陽水

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1972年(昭和47年)出来事

  • 札幌冬季オリンピック開催
  • Tレックスらのグラム・ロックがブーム
  • 上野動物園でパンダ公開
  • ミュンヘンオリンピック開催
  • 自動車に初心者マーク登場
  • 東北自動車道開通
  • あさま山荘事件
  • 川端康成が自殺

1972年(昭和47年)アニメ

1972年(昭和47年)のヒット曲ランキング

  1. 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ
  2. 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子
  3. さよならをするために ビリーバンバン
  4. 旅の宿 よしだたくろう
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  7. 京のにわか雨 小柳ルミ子
  8. 別れの朝 ペドロ&カプリシャス
  9. 小さな恋 天地真理
  10. 太陽がくれた季節 青い三角定規