「ハチのムサシは死んだのさ」は、1972年(昭和47年)2月15日に発売された平田隆夫とセルスターズの楽曲です。作詞:内田良平さん、補作詞:むろふしチコさん、作曲:平田隆夫さん、編曲:土持城夫さんとなっています。
あ~、流行ったよね~
なんか、タイトルがインパクト強すぎで覚えているイメージ…
「ハチのムサシは死んだのさ」は、60万枚を売り上げる大ヒットとなり、平田隆夫とセルスターズはこの曲で、NHK紅白歌合戦に初出場を果たしています。
しかし、個性的なタイトルと詩だよね。
日活スターで動物詩人でもあった内田良平さんが発表した詩集「おれは石川五右衛門が好きなんだ」の中の「ハチのミヤモトムサシは死んだんだ」というタイトルの詩に、セルスターズの平田隆夫さんが曲をつけたそうです。
なるほど、元々は詩集があって、それを楽曲にしたということなんだね。
しかし、太陽に戦いを挑んで負けて死ぬハチの姿ってちょっと思いつかないよ。
後日談になりますが、この曲は当時の学生運動を示唆した楽曲で、ハチのムサシという1人の青年が国を変えようと国家という太陽に挑戦して焼かれて死んで落ちたという内容だとメンバーのひとりが語ったそうですよ。
うんうん。学生運動って知らないけれど、そのイメージはピッタリ当てはまるような気がするよ。
また、「ハチのムサシは死んだのさ」は、当時の殺虫剤「キンチョール」のCMソングに使用されたもしました。
え~、そうだったっけ?全然、覚えていないなぁ~
当時はこの曲と同じようにハチを主人公としたテレビアニメ「昆虫物語 みなしごハッチ」の人気が高かったこともあり、セルスターズのファンになる子供たちが急増したそうですよ。
そうなんだよね~ なんで同じ時期にハチなんだろうと不思議に思ったことがあったな。
1972年(昭和47年)出来事
- 札幌冬季オリンピック開催
- Tレックスらのグラム・ロックがブーム
- 上野動物園でパンダ公開
- ミュンヘンオリンピック開催
- 自動車に初心者マーク登場
- 東北自動車道開通
- あさま山荘事件
- 川端康成が自殺
1972年(昭和47年)新商品・ヒット商品
- デジタル電子体温計(立石電機)
- カシオミニ(カシオ計算機)
- オロナインH軟膏(大塚製薬)
- オールレーズン(東鳩)
1972年(昭和47年)流行語
- お客様は神様です(三波春夫)
- ナウ(「今風でいい感じ」)
- 未婚の母
1972年(昭和47年)ベストセラー
- 恍惚の人(有吉佐和子)
- 日本列島改造論(田中角栄)
- 女の子の躾け方(浜尾実)
- 放任主義(羽仁進)
- 二十歳の原点(高野悦子)
- 狼なんかこわくない(庄司薫)
1972年(昭和47年)ヒット曲
- 女のみち(宮史郎とぴんからトリオ)
- 瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)
- さよならをするために(ビリーバンバン)
- 旅の宿(吉田拓郎)
- ひとりじゃないの(天地真理)
- 別れの朝(ペドロ&カプリシャス)
- 小さな恋(天地真理)
- 太陽がくれた季節(青い三角定規)
- ゴッドファーザー愛のテーマ(ニーノ・ロータ、アンディ・ウィリアムズ)
- 愛の休日(ミッシェル・ポルナレフ)
- 愛は面影の中に(ロバータ・フラック)
- アローン・アゲイン(ギルバート・オサリバン)
- ロックン・ロール(レッド・ツェッペリン)
1972年(昭和47年)映画
- 男はつらいよ 寅次郎夢枕
- ゴッドファーザー
- 007 ダイヤモンドは永遠に
- レッド・サン
1972年(昭和47年)アニメ
- デビルマン
- 赤胴鈴之助
- デビルマン
- 科学忍者隊ガッチャマン
- ど根性ガエル
- マジンガーZ
- 海のトリトン
1972年(昭和47年)のヒット曲ランキング
- 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ
- 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子
- さよならをするために ビリーバンバン
- 旅の宿 よしだたくろう
- 悪魔がにくい 平田隆夫とセルスターズ
- ひとりじゃないの 天地真理
- 京のにわか雨 小柳ルミ子
- 別れの朝 ペドロ&カプリシャス
- 小さな恋 天地真理
- 太陽がくれた季節 青い三角定規