ルイジアンナ(キャロル) 1972年(昭和47年)

「ルイジアンナ」は、1972年(昭和47年)12月20日に発売されたキャロルのデビューシングルです。作詞:大倉洋一さん、作曲:矢沢永吉さんとなっています。

いや~、キャロル大好きなんだよね~ 中学の頃にはもう解散してたけど、めっちゃ聞いてたよ~「可愛い~あの娘は、ルイジアンナ~♪」ってね。

キャロル(CAROL)は、1972年(昭和47年)にデビュー、1975年(昭和50年)に解散した日本のロックバンドです。デビュー時のメンバーは、
・矢沢永吉さん(ベース・ボーカル)広島県広島市出身
・ジョニー大倉さん(サイドギター・ボーカル)神奈川県川崎市出身
・内海利勝さん(リードギター・ボーカル)神奈川県鎌倉市出身
・ユウ岡崎さん(ドラムス)東京都豊島区出身
です。

うんうん。キャロルと言うと俺の中では、このメンバーしかないんだよね。

ちなみに、キャロルは、「ルイジアンナ」でデビュー以降、毎月1枚のシングルをリリースしています。
「ルイジアンナ」が20万枚、「ヘイ・タクシー」が10万枚、「ファンキー・モンキー・ベイビー」は30万枚、その他のレコードも平均10万枚を売り上げ、コンサートはどこも満員だったそうですよ。

実は、安定的に売れているんですね。

キャロルの結成についてですが、1972年(昭和47年)4月に、矢沢永吉さんが川崎駅近くのイトウ楽器店に自ら書いた貼り紙で募集をかけたのがきっかけなんだそうです。ちなみに、貼り紙の文句は、「ビートルズとロックンロール好きなヤツ、求ム!」だったそうです。

貼り紙ってのがレトロ感あるし、貼り紙の文句が矢沢永吉さんらしいよね。

キャロルは、ビートルズのコピーバンドとしてスタートしています。

リーゼントに革ジャンってスタイルは、確かに、ハンブルク時代のビートルズに似てるもんね。

キャロル結成後の1972年(昭和47年)8月、横浜伊勢佐木町のディスコ・ピーナツでは店のレギュラー・バンド、いわゆる”ハコバン”として採用され、もっぱら初期のビートルズナンバーやロックロール・スタンダードを演奏、お客からのリクエストにも応えていたそうです。
また、深夜から明け方まで、”酔っ払い相手”に演奏するヘヴィな下積み時代をおくり鍛え上げられたのだそうです。

4月に貼り紙で募集して、8月にはハコバンやってるって凄い実力だったんだろうね。
そして、このキャバレーでの演奏で実力をつけるっていうところも、初期のビートルズと似てるよね。

また、当時のフジテレビの人気番組に、ジョニー大倉さんがハガキを送ったところ断られたそうで、これに頭にきた矢沢永吉さんが番組の担当者に電話を掛けたり、しつこくデモテープを送り続けたところ番組出演が決まったそうです。

この行動力と執念が凄い!

そして、1972年(昭和47年)10月8日、フジテレビの人気番組「リブ・ヤング!」の「ロキシー・ファッション 出演者募集」というダンス大会に出演、「ジョニー・B.グッド」や「グッド・オールド・ロックンロール」といった名曲を抜群のノリで演奏したそうです。

ダンス大会って番組も凄いけど、でも、これがキャバレーで演奏していたようなバンドが一気にメジャーに駆け上がる伝説の始まりになるんだね。

その後のキャロルですが、「リブ・ヤング!」出演3日後には、日本フォノグラムと専属契約を結び、1972年(昭和47年)12月20日に「ルイジアンナ」でデビューとなっています。

1972年4月にメンバーを募集して、8月にはキャバレーのハコバンやって、10月にテレビに出て、12月にはメジャーデビューって、このスピード感凄いよね!

この行動力というか、スピード感というか、見習いたいものですね。

お互い若さはないけど、見習いたいよね。



1972年(昭和47年)出来事

  • 札幌冬季オリンピック開催
  • Tレックスらのグラム・ロックがブーム
  • 上野動物園でパンダ公開
  • ミュンヘンオリンピック開催
  • 自動車に初心者マーク登場
  • 東北自動車道開通
  • あさま山荘事件
  • 川端康成が自殺

1972年(昭和47年)新商品・ヒット商品

  • デジタル電子体温計(立石電機)
  • カシオミニ(カシオ計算機)
  • オロナインH軟膏(大塚製薬)
  • オールレーズン(東鳩)

1972年(昭和47年)流行語

  • お客様は神様です(三波春夫)
  • ナウ(「今風でいい感じ」)
  • 未婚の母

1972年(昭和47年)ベストセラー

  • 恍惚の人(有吉佐和子)
  • 日本列島改造論(田中角栄)
  • 女の子の躾け方(浜尾実)
  • 放任主義(羽仁進)
  • 二十歳の原点(高野悦子)
  • 狼なんかこわくない(庄司薫)

1972年(昭和47年)ヒット曲

  • 女のみち(宮史郎とぴんからトリオ)
  • 瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)
  • さよならをするために(ビリーバンバン)
  • 旅の宿(吉田拓郎)
  • ひとりじゃないの(天地真理)
  • 別れの朝(ペドロ&カプリシャス)
  • 小さな恋(天地真理)
  • 太陽がくれた季節(青い三角定規)
  • ゴッドファーザー愛のテーマ(ニーノ・ロータ、アンディ・ウィリアムズ)
  • 愛の休日(ミッシェル・ポルナレフ)
  • 愛は面影の中に(ロバータ・フラック)
  • アローン・アゲイン(ギルバート・オサリバン)
  • ロックン・ロール(レッド・ツェッペリン)

1972年(昭和47年)映画

  • 男はつらいよ 寅次郎夢枕
  • ゴッドファーザー
  • 007 ダイヤモンドは永遠に
  • レッド・サン

1972年(昭和47年)アニメ

  • デビルマン
  • 赤胴鈴之助
  • デビルマン
  • 科学忍者隊ガッチャマン
  • ど根性ガエル
  • マジンガーZ
  • 海のトリトン

1972年(昭和47年)のヒット曲ランキング

  1. 女のみち 宮史郎とぴんからトリオ
  2. 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子
  3. さよならをするために ビリーバンバン
  4. 旅の宿 よしだたくろう
  5. 悪魔がにくい 平田隆夫とセルスターズ
  6. ひとりじゃないの 天地真理
  7. 京のにわか雨 小柳ルミ子
  8. 別れの朝 ペドロ&カプリシャス
  9. 小さな恋 天地真理
  10. 太陽がくれた季節 青い三角定規