勝手にシンドバッド(サザンオールスターズ ) 1978年(昭和53年)

今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」です。
「勝手にシンドバッド」は、1978年(昭和53年)6月25日に発売されたサザンオールスターズのデビューシングルです。作詞・作曲:桑田佳祐さん、編曲:斉藤ノブさん & サザンオールスターズとなっています。

「砂まじりの茅ヶ崎~、人も波も消えて~、夏の日の思い出は~、ちょいと瞳の中に消えたほどに~♪」って、最初聞いた時は、タイトルもびっくりしたけど、早口の歌詞もめっちゃインパクトがありましたね。
ただ、テレビで見かけるサザンオールスターズを見て、最初は、コミックバンドかと思っていました(ごめんなさい)。

サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」ですが、オリコン最高3位、売上51.5万枚を記録する大ヒットとなりました。

サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」というとタンクトップ(昔の言い方だとランニングシャツ)に短パンで歌う桑田佳祐さんの印象が強すぎなんですよね。
※画像は、C調なサマー・ホリデイ様からお借りしました。

確かに、当時、この格好で歌っている歌手(バンド)とかいませんでしたからね~
私にとっても衝撃的でした!

50年近く経った今でも当時の格好を憶えているんだから、桑田佳祐さん(サザンオールスターズ)の作戦勝ちってことになるのかなw

さて、この「勝手にシンドバッド」というタイトルですが、当時ヒットしていた沢田研二さんの「勝手にしやがれ」とピンク・レディーの「渚のシンドバッド」をくっつけたものだそうですよ。

その話は聞いたことがあるよ。確か、ドリフの志村けんさんが関係していたような…

桑田佳祐さんご本人が「(勝手にシンドバッドは)志村けんさん(のネタ)なんですよ。『8時だョ!全員集合』の中で『勝手にシンドバッド!』って言っていたのを、たまたまなにげなく見てまして。面白いなと思って。(曲が)できたときに志村けんさんが言っていたあれにしちゃおうと。しらばっくれてデビューしちゃったんですよ」と明かしているようですよ。

志村けんさんのネタでそのままデビューするってところが凄いですよねw

また、「勝手にシンドバッド」の早口言葉で何を歌っているのか分からない歌詞に対して、「日本語の良さを無視した内容」「こんなに詞が乱れて(日本語の)先行きはどうなるのか?」というような批判も沢山出たそうです。

まぁ、当時の日本は、まだまだ保守的過ぎる国でしたよね。

その一方で、もんたよしのりさん(もんた&ブラザーズ)は、「あれは最高にいい曲やぁ~」と評価していたそうですよ。また、甲斐よしひろさん(甲斐バンド)は、当時、担当していたラジオ番組で「これは絶対、売れる! この曲が流行んなきゃ、甲斐バンドも流行んないかも知れない」と語るぐらい評価していたみたいです。

肯定してくれる先輩がいるってありがたいですよね。

甲斐よしひろさんとはこれがきっかけとなり甲斐バンドのコンサートにオープニング・アクトとして出演をしたりもしているようですよ。

今じゃ、どちらも大御所ですね。

1978年(昭和53年)の「勝手にシンドバッド」サザンオールスターズ

1978年(昭和53年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位UFOピンク・レディー155.4万
2位サウスポーピンク・レディー146.0万
3位モンスターピンク・レディー110.2万
4位君のひとみは10000ボルト堀内孝雄91.9万
5位微笑がえしキャンディーズ82.9万
6位透明人間ピンク・レディー80.0万
7位カナダからの手紙平尾昌晃・畑中葉子70.0万
8位Mr.サマータイムサーカス65.2万
9位時間よ止まれ矢沢永吉63.9万
10位わかれうた中島みゆき62.7万