Mr.サマータイム(サーカス) 1978年(昭和53年)

今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、サーカスの「Mr.サマータイム 」です。
「Mr.サマータイム 」は、1978年(昭和53年)3月25日にリリースされた、サーカスの2枚目のシングルで、作詞:Pierre Delanoe、作曲:Michel Fugain、日本語詞:竜真知子さん、編曲:前田憲男さんとなっています。

サーカスの大ヒット曲ですよね。「ミスタ~サマタ~イム、さが~さないで~あの頃の~私を~♪」って感じで!大人の雰囲気がプンプンする曲なんですよね~
日本語訳があるってことは、オリジナルは外国の曲なのかな?

「Mr.サマータイム 」ですが、フランスのミッシェル・フュガン&ル・ビッグ・バザールが1972年(昭和47年)に発表した「Une Belle Histoire」という曲に日本語訳をつけてカバーしたものなんです。

「Une Belle Histoire」ってどんな意味なのか、Google翻訳で調べたら「美しい物語」って出たよ。で、「Mr.サマータイム 」は、元々はフランスの曲なんだね。確か、テレビCMで流れていたような…

サーカスの「Mr.サマータイム 」ですが、カネボウのキャンペーンソングに採用されていました。その影響もあったのでしょう、オリコンシングルチャートでは1位を獲得するなど大ヒットとなりました。売上は65.2万枚を記録しています。

この当時は、化粧品のCMソング=大ヒットみたいな風潮だったよね。
矢沢永吉さんの「時間よ止まれ(資生堂)」やツイストの「燃えろいい女(資生堂)」、渡辺真知子さんの「唇よ、熱く君を語れ(カネボウ)」、布施明さんの「君はバラより美しい(カネボウ)」とかもそうだったよね。

この「Mr.サマータイム 」ですが、当初は、コーセー化粧品のCMソングに使われる予定で、「Mr.メモリー」というタイトルだったそうです。

松崎しげるさんの「愛のメモリー」みたいなタイトルだね。

ところが、急にコーセー化粧品からカネボウのCMソングに変更となってしまったそうです。ただ、カネボウのその年の夏のキャッチコピーは「Mr.サマータイム」と決まっていたので、「Mr.メモリー」から「Mr.サマータイム」に変更になったそうですよ。

結果論かもしれないけれど、「Mr.メモリー」から「Mr.サマータイム」に変更になった良かったのではないかと…。
しかし、曲が出来上がってて、急にスポンサーが変更になるってことがあるんだね。

サーカスはこの「Mr.サマータイム 」の大ヒットで、1978年(昭和53年)の「第29回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。

1978年(昭和53年)のヒット「Mr.サマータイム 」サーカス

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1978年(昭和53年)出来事

  • キャンディーズが後楽園でサヨナラコンサート
  • ピンク・レディーが大人気
  • ディスコブーム
  • ファミレスブーム
  • 成田新東京国際空港が開港
  • 江川卓が空白の1日で巨人軍に入団へ(江川騒動)
  • 福田内閣が総辞職し、大平内閣が成立

1978年(昭和53年)のヒット曲ランキング

  1. UFO (ピンク・レディー)
  2. サウスポー (ピンク・レディー)
  3. モンスター (ピンク・レディー)
  4. 君のひとみは10000ボルト (堀内孝雄)
  5. 微笑がえし (キャンディーズ)
  6. 透明人間 (ピンク・レディー)
  7. カナダからの手紙 (平尾昌晃・畑中葉子)
  8. Mr.サマータイム (サーカス)
  9. 時間よ止まれ (矢沢永吉)
  10. わかれうた (中島みゆき)