UFO(ピンク・レディー) 1977年(昭和52年)

回今回ご紹介する1977年(昭和52年)のヒット曲は、ピンク・レディーの「UFO」です。
「UFO」は、1977年(昭和52年)12月5日にリリースされたピンク・レディーの6枚目のシングルです。作詞:阿久悠さん、作曲・編曲:都倉俊一さんとなっています。

ピンク・レディーを代表する一曲ですよね!
「手を合わせて、見つめるだけで、ダンダンダン・ダダダ・ダンダンダン♪」ですね。

「UFO」ですが、10週連続でオリコンチャートの1位を獲得、ピンク・レディーのシングルとしては、最大のヒットとなっています。売上枚数は公称で195万枚以上と言われています。また、オリコンでは「渚のシンドバッド」「ウォンテッド (指名手配)」に続き三度目のミリオンセラーとなりました。

ほぼ、ダブル・ミリオンですね!まぁ、当時は、流行りましたからね。

ピンク・レディーは、この「UFO」で1978年(昭和53年)の第20回日本レコード大賞を受賞しています。この1978年(昭和53年)は、「サウスポー」でも日本歌謡大賞を受賞しており、同一歌手による別楽曲での二冠獲得は初めてのケースとなりました。

1977年(昭和52年)の12月発売だからそうなった訳だね。しかし、この頃のピンク・レディーの勢いは本当に凄かったよね。

「UFO」のモチーフとなった出来事として、1977年(昭和52年)に電通が「南太平洋・裸足の旅」と銘打って、作詞家の阿久悠さん、デザイナーの横尾忠則さん、画家の池田満寿夫さん、写真家の浅井慎平さんらトップクリエーターを集めてフィジーやタヒチ、イースター島などを15日かけて回る企画を主催したそうです。

さすが電通、凄いメンバーを集めていますね。

音楽プロデューサーの酒井政利さんの話によりますと、イースター島でUFOらしき光る物体を見たらしいのですが、帰国してしばらく後に阿久悠さんがこの「UFO」を作ったのだとか…。

本当かな~

さらに余談になっちゃいますが、酒井政利さんは、この旅からインスピレーションを得ていくつもの大ヒットが生み出したそうです。
例えば、サモアで誰かが「まるで時間が止まっているようだ」という発言から「時間よ止まれ」というキャッチコピーが誕生、あの矢沢永吉さんの名曲「時間よ止まれ」が生まれたそうです。

歌詞の内容からすると、何となく分かる気がする~

それから、山口百恵さんの「いい日旅立ち」、ジュディ・オングさんの「魅せられて」、久保田早紀さんの「異邦人ーシルクロードのテーマー」もこの旅行がモチーフになったと言われているそうですよ。

どれも有名な曲ばかりでで、酒井政利さんって時代のヒットメーカーなんだね。

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1977年(昭和52年)出来事

  • エルヴィス・プレスリーが死去(42歳)
  • キャンディーズが解散宣言(「普通の女の子にもどりたい」)
  • 王貞治さんが通算756号のホームランを打ち世界記録を樹立、第1回国民栄誉賞を受賞
  • 樋口久子さんが全米女子プロゴルフ選手権で日本人初優勝
  • 映画「ロッキー」が大流行
  • スナックのカラオケが大ブーム

1977年(昭和52年)テレビドラマ・アニメ

  • 赤い激流
  • 赤い絆
  • ヤッターマン
  • あらいぐまラスカル
  • 一発貫太くん

1977年(昭和52年)ヒット曲ランキング

  1. 渚のシンドバッド(ピンク・レディー)
  2. 青春時代 (森田公一とトップギャラン)
  3. ウォンテッド (ピンク・レディー)
  4. 勝手にしやがれ (沢田研二)
  5. 昔の名前で出ています (小林旭)
  6. 雨やどり (さだまさし)
  7. カルメン’77 (ピンク・レディー)
  8. S.O.S (ピンク・レディー)
  9. 失恋レストラン (清水健太郎)
  10. フィーリング (ハイ・ファイ・セット)
  11. 北の宿から (都はるみ)
  12. 帰らない (清水健太郎)
  13. 星の砂 (小柳ルミ子)
  14. ペッパー警部 (ピンク・レディー)
  15. あずさ2号 (狩人)
  16. 津軽海峡冬景色 (石川さゆり)
  17. スカイ・ハイ (ジグソー)
  18. 愛のメモリー (松崎しげる)
  19. 赤い衝撃 (山口百恵)
  20. イミテイション・ゴールド( 山口百恵)