夢追い酒 (渥美二郎) 1978年(昭和53年)

今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、渥美二郎さんの「夢追い酒」です。
「夢追い酒」は、1978年(昭和53年)2月25日に発売された渥美二郎さんの3枚目のシングルです。作詞:星野栄一さん、作曲:遠藤実さんとなっています。

渥美二郎さんの「夢追い酒」と言えば、70年代後半の大ヒット曲ですよね。歌い出しは、「悲しさまぎらすこの酒を~、誰が名付けた夢追い酒と~♪」ってな感じですね。

渥美二郎さんの「夢追い酒」ですが、オリコンチャート最高2位、累計売上は182万(公称:約280万枚)の大ヒットとなりました。

オリコンチャートは最高2位なのに、ダブルミリオンぐらい売れる(売れた)ってことは、凄いことじゃない?

そうなんです。週間ランキングでは、西城秀樹さんの「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」やジュディ・オングさん「魅せられて」に阻まれて1位を獲得できなかったんですね。ただ、発売翌年1979年(昭和54年)の年間第1位を獲得しています。
オリコンの週間ランキングが最高2位止まりにも係わらず、年間第1位を獲得したというのは、オリコン史上初めての出来事だったそうですよ。

それだけ、ロングヒットだったってことなんだね。

渥美二郎さんの「夢追い酒」なんですが、発売時の1978年(昭和53年)前半は、鳴かず飛ばずの状況だったそうです。そんな中、渥美二郎さんが全国を回る地道なプロモーションを続けた結果、徐々に売れ始め、発売から10か月後の1978年(昭和53年)12月には日本有線大賞敢闘賞と全日本有線放送大賞努力賞を受賞、翌1979年(昭和54年)からは爆発的なヒットになりました。

今でもそうなのかもしれないけれど、やっぱり地道な活動がファンを作るんだね。

この「夢追い酒」の大ヒットにより、1979年(昭和54年)の「第30回NHK紅白歌合戦」へ念願の初出場を果たしています。

これは嬉しかっただろうね~

余談になりますが、「ザ・ベストテン」で、演歌として最初にベストテン入りした曲なんだそうですよ。

そう言えば、「ザ・ベストテン」には、ほとんど演歌歌手は出てなかった印象だよね。見ている世代の違いって言うのもあるんだろうけど…。

渥美二郎さんは、1952年生まれ、東京都足立区の出身です。
それでは渥美二郎さんの「夢追い酒」をどうぞ!

1978年(昭和53年)のヒット曲「夢追い酒」渥美二郎

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1978年(昭和53年)出来事

  • キャンディーズが後楽園でサヨナラコンサート
  • ピンク・レディーが大人気
  • ディスコブーム
  • ファミレスブーム
  • 成田新東京国際空港が開港
  • 江川卓が空白の1日で巨人軍に入団へ(江川騒動)
  • 福田内閣が総辞職し、大平内閣が成立

1978年(昭和53年)のヒット曲ランキング

  1. UFO (ピンク・レディー)
  2. サウスポー (ピンク・レディー)
  3. モンスター (ピンク・レディー)
  4. 君のひとみは10000ボルト (堀内孝雄)
  5. 微笑がえし (キャンディーズ)
  6. 透明人間 (ピンク・レディー)
  7. カナダからの手紙 (平尾昌晃・畑中葉子)
  8. Mr.サマータイム (サーカス)
  9. 時間よ止まれ (矢沢永吉)
  10. わかれうた (中島みゆき)