雨やどり(さだまさし) 1977年(昭和52年)

今回ご紹介する1977年(昭和52年)のヒット曲は、さだまさしさんの「雨やどり」です。
「雨やどり」は、1977年(昭和52年)3月10日に発売されたさだまさしさんの楽曲で、作詩・作曲:さだまさしさん、編曲:渡辺俊幸さんとなっています。

さだまさしさんの「雨やどり」と言えば、「それはまだ 私が神様を信じなかった頃、九月のとある木曜日に雨が降りま~して~♪」って始まりだよね。

「雨やどり」は、さだまさしさんが、ソロになって2枚目のシングルですが、さだまさしさんにとって初のオリコンチャート1位獲得曲です。シングル売上は83万枚を記録しています。

大ヒットだよね!でも、それまでの「精霊流し」や「無縁坂」に比べるとずいぶんと方向転換した感じだったよね。

ご本人曰く「『精霊流し』や『無縁坂』みたいな曲ばかり、みんな求めるから、ちょっと変わった、面白いものをつくってみよう、と思って、いいかげんにつくり始めたのです。」と語ってらっしゃいますよ。ちょっと変化が欲しかったんでしょうね。

いい加減に作って大ヒットって凄いよね。でも、「お涙頂戴みたいな曲を作れ」と言われるのに嫌気が差したのかもしれないね。

また、元々はシングルカットの予定はなかったみたいなんですが、あるコンサートで、「昨日こんな変な歌作っちゃって」と披露したところ好評を得たため、急遽シングル発表が決定されたそうですよ。

なるほど~、たまたまお披露目したらオーディエンスの反応が思ったよりも良くて…という流れなんですね。でも、「雨やどり」を聞くと誰でも「プフッ」て笑顔になりそうな曲なんだよね。

笑顔と言えば、レコードは、1977年(昭和52年)2月11日、熊谷会館(埼玉県熊谷市)のコンサートのライブ収録なんだそうです。そのためこの録音にはお客さんの笑い声が入っているそうですよ。

確かに、笑い声入っているけど、あれはライブ音源なんだ~

さだまさしさんの「雨やどり」に影響を受けた有名人って実はかなり多くて、例えば、
・尾崎豊さんは、アマチュア時代(中学生)にカバーしています。
・安部譲二さんは、刑務所でこの曲を聴いて更生を決意したと語っているそうです。
・福山雅治さんは、よくカラオケで歌うそうで、アルバムにもカバー版が収録されています。
・岡村孝子さんは、高校時代にこの曲を聴いてシンガーソングライターになることを目指したそうです。
といった感じですよ。

全く思ってもみなかった方々が影響を受けているんだね~

1977年(昭和52年)のヒット曲「雨やどり」さだまさし

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1977年(昭和52年)出来事

  • エルヴィス・プレスリーが死去(42歳)
  • キャンディーズが解散宣言(「普通の女の子にもどりたい」)
  • 王貞治さんが通算756号のホームランを打ち世界記録を樹立、第1回国民栄誉賞を受賞
  • 樋口久子さんが全米女子プロゴルフ選手権で日本人初優勝
  • 映画「ロッキー」が大流行
  • スナックのカラオケが大ブーム

1977年(昭和52年)テレビドラマ・アニメ

  • 赤い激流
  • 赤い絆
  • ヤッターマン
  • あらいぐまラスカル
  • 一発貫太くん

1977年(昭和52年)ヒット曲ランキング

  1. 渚のシンドバッド(ピンク・レディー)
  2. 青春時代 (森田公一とトップギャラン)
  3. ウォンテッド (ピンク・レディー)
  4. 勝手にしやがれ (沢田研二)
  5. 昔の名前で出ています (小林旭)
  6. 雨やどり (さだまさし)
  7. カルメン’77 (ピンク・レディー)
  8. S.O.S (ピンク・レディー)
  9. 失恋レストラン (清水健太郎)
  10. フィーリング (ハイ・ファイ・セット)
  11. 北の宿から (都はるみ)
  12. 帰らない (清水健太郎)
  13. 星の砂 (小柳ルミ子)
  14. ペッパー警部 (ピンク・レディー)
  15. あずさ2号 (狩人)
  16. 津軽海峡冬景色 (石川さゆり)
  17. スカイ・ハイ (ジグソー)
  18. 愛のメモリー (松崎しげる)
  19. 赤い衝撃 (山口百恵)
  20. イミテイション・ゴールド( 山口百恵)