夢想花(円広志) 1978年(昭和53年)

今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、円広志さんの「夢想花」です。
「夢想花」は、1978年(昭和53年)11月21日にリリースされた円広志さんのデビューシングルです。作詞・作曲:円広志さん、編曲:船山基紀さんとなっています。

円広志さんの「夢想花」は、昔、よくカラオケで歌っていましたよ。歌い出しは、「忘れてしまいたいことが~今の私には多すぎる~♪」ですよね。でも、「夢想花」と言えば、サビの「①とんで②とんで③とんで④とんで⑤とんで⑥とんで⑦とんで⑧とんで⑨とんで~♪」のところが一番盛り上がりますよね。多分9回言ってるはず!

円広志さんご本人によると、その「とんで」を9回連呼するフレーズは、息切れしたのがちょうど9回目だったのでそこで切ったということのようですよ。

考えて作ったんじゃないところが、円広志さんらしいよね。

この「とんで×9回」のインパクトは、あの阿久悠さんをして「やられた。その手があったか!」と言わしめたほどだったそうですよ。余談ですが、円広志さんの個人事務所「オフィスとんで」の由来ともなっているんだそうです。

確かに、それぐらいインパクトがあったよね。

さて、円広志さんの「夢想花」に話を戻しますと、オリコンランキングでは、最高4位、売上枚数は、44.7万枚(最終的には約80万枚)を売り上げるなど大ヒットとなりました。

円広志さんは、ヤマハのポプコン出身だと思うけど、個人的には、小坂明子さんの「あなた」と円広志さんの「夢想花」が最も印象に残った曲の双璧ですよ。

あなたにそう言わしめるほどのインパクトを残した円広志さんですが、当時は、パッとせず音楽活動から足を洗うことも考えていたそうですよ。そんな中、円広志さん曰く「一か八かの賭け」で「第16回ヤマハポピュラーソングコンテスト」に出場、見事グランプリを獲得したのでした。

確か、「とんで×9回」のところで、会場で紙飛行機が飛び回ったとか言うエピソードがあるぐらい有名だよね。コンテストで会場がそんな風に盛り上がるなんてそうそうないだろうからね。

「夢想花」ですが、2015年3月22日から大阪環状線福島駅の発車メロディとして採用されているそうです。

今度、大阪に行った時には、福島駅に行ってみます!

円広志さんは、1953年生まれ、高知県安芸郡野根町(東洋町野根)の出身で、小学2年生の時に大阪府豊中市へ引っ越してきたそうです。デビュー曲の「夢想花」が有名ですが、テレビ「探偵!ナイトスクープ」のテーマ曲である「ハートスランプ二人ぼっち」や森昌子さんに楽曲提供した「越冬つばめ」など、作曲家としても有名です。今でも、関西ではテレビタレントとして高い知名度を誇っています。

関東ではあまり見ることがないけど、関西に住んでいる頃は、よく円広志さんをテレビで見かけていましたよ。話の上手な面白いおっちゃんです!

1978年(昭和53年)のヒット曲「夢想花」円広志

「動画を再生できません」と表示されている場合、「YouTubeで見る」から視聴することができます。リンク切れの場合は、こちらからご連絡下さい。


1978年(昭和53年)出来事

  • キャンディーズが後楽園でサヨナラコンサート
  • ピンク・レディーが大人気
  • ディスコブーム
  • ファミレスブーム
  • 成田新東京国際空港が開港
  • 江川卓が空白の1日で巨人軍に入団へ(江川騒動)
  • 福田内閣が総辞職し、大平内閣が成立

1978年(昭和53年)のヒット曲ランキング

  1. UFO (ピンク・レディー)
  2. サウスポー (ピンク・レディー)
  3. モンスター (ピンク・レディー)
  4. 君のひとみは10000ボルト (堀内孝雄)
  5. 微笑がえし (キャンディーズ)
  6. 透明人間 (ピンク・レディー)
  7. カナダからの手紙 (平尾昌晃・畑中葉子)
  8. Mr.サマータイム (サーカス)
  9. 時間よ止まれ (矢沢永吉)
  10. わかれうた (中島みゆき)