いい日旅立ち (山口百恵) 1978年(昭和53年)

今回ご紹介する1978年(昭和53年)のヒット曲は、山口百恵さんの「いい日旅立ち」です。
「いい日旅立ち」は、1978年(昭和53年)11月21日にリリースされた山口百恵さんの24枚目のシングルで、作詞・作曲:谷村新司さんとなっています。

山口百恵さんの「いい日旅立ち」と言えば大ヒット曲ですよね。歌い出しは、「雪解け~、間近の~、北の空に向かい~、過ぎ去りし日々の夢を~叫~ぶ時~♪」でした。個人的には、「いい日旅立ち」を聞くと、何となくセンチメンタルな気持ちになるんですよ。確かCMソングでしたよね。

旧国鉄のCMソングでしたね。1978年(昭和53年)11月4日から国鉄の旅行誘致キャンペーン「いい日旅立ち」がスタートしたのですが、そのキャンペーンソングとして山口百恵さんの「いい日旅立ち」では制作されました。累計売上は100万枚を記録し、大ヒット曲となりました。

わ~、懐かしいなぁ~。このCM憶えてますよ。
まだ、JRじゃなくて国鉄時代だね。

国鉄を知らない世代の方のために簡単に説明しておきますと、国鉄(日本国有鉄道)は、日本の国有鉄道を運営していた公共企業体で政府が100%出資する公社(特殊法人)であり、職員は国家公務員でした。1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化に伴い、現在のJRグループ各社が事業を承継しています。

当時の国鉄の職員さんって国家公務員だったんだね。知らなかったよ。

今でも、「いい日旅立ち」は国鉄時代のシンボル的楽曲の1つとして、JRなどで「リバイバル列車」や「さよなら列車」が運行される際には、列車の発車時に流されることが多いそうですよ。

確かに、「いい日旅立ち」は新たな旅立ちを表現するのに良い曲だもんね。
結婚式とかでも歌われそうだし…。

そう思いたくなるけど、必ずしもそうじゃないようですよ。実際、曲を作った谷村新司さんは「歌詞をよく見てください。この唄は決してそんな祝いの席に歌うような、いい意味の曲ではありません」と語っていますよ。

「いい日旅立ち」というタイトルだけを見ると新たな出発(を祝う曲)みたいに感じちゃうけど、歌詞をよく読むと旅立ちを祝う曲じゃなくて、別れからの再出発みたいな感じだよね。確かに結婚式で歌うような曲じゃないのかもね。

さて、山口百恵さんと言えば、阿木燿子さん・宇崎竜童さんのコンビによる楽曲が多かったのですが、今回は、谷村新司さんを初起用して制作されました。

確かに、山口百恵さんと言えば、阿木燿子さん・宇崎竜童さんのコンビのイメージが強いんだけど、この「いい日旅立ち」は、また違って良い曲だよね。谷村新司さんの起用がバッチリはまったって感じだよね。

1978年(昭和53年)のヒット曲「いい日旅立ち」山口百恵

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1978年(昭和53年)出来事

  • キャンディーズが後楽園でサヨナラコンサート
  • ピンク・レディーが大人気
  • ディスコブーム
  • ファミレスブーム
  • 成田新東京国際空港が開港
  • 江川卓が空白の1日で巨人軍に入団へ(江川騒動)
  • 福田内閣が総辞職し、大平内閣が成立

1978年(昭和53年)のヒット曲ランキング

  1. UFO (ピンク・レディー)
  2. サウスポー (ピンク・レディー)
  3. モンスター (ピンク・レディー)
  4. 君のひとみは10000ボルト (堀内孝雄)
  5. 微笑がえし (キャンディーズ)
  6. 透明人間 (ピンク・レディー)
  7. カナダからの手紙 (平尾昌晃・畑中葉子)
  8. Mr.サマータイム (サーカス)
  9. 時間よ止まれ (矢沢永吉)
  10. わかれうた (中島みゆき)