今回ご紹介する1979年(昭和54年)のヒット曲は、岸田智史(現・岸田敏志)さんの「きみの朝」です。
「きみの朝」1979年(昭和54年)3月21日に発売された岸田智史さんの楽曲です。作詞:岡本おさみさん、作曲:岸田智史さんとなっています。
岸田智史さんは、甘い優しい声が特徴でしたよね。
「横たわる~、きみの顔に~朝の光が射している♪」
岸田智史さんの「きみの朝」ですが、岸田智史さんも出演したテレビドラマ「愛と喝采と」の劇中歌でした。
オリコンでは最高1位を獲得、約60万枚の大ヒットとなっています。
シャーリー・マクレーンが主演の映画「愛と喝采の日々(1977年)」は知ってるけど、「愛と喝采と」は知らないなぁ~
「愛と喝采と」は、「木曜座」の枠で、1979年(昭和54年)4月12日から7月5日まで放送されていたテレビドラマです(全13話)。岸田智史さんは、新人歌手・武井吾郎役で出演していました。
※画像は、岸田敏志 OFFICIAL SITE様からお借りしました。
「木曜座」ってのを知らないんだけど、出演は、十朱幸代さんに加賀まりこさん、渡瀬恒彦さんと錚々たるメンバーだね。
このドラマと連動して岸田智史さんのセールスプロモーションも展開されたようです。劇中歌となった「きみの朝」をドラマ放送の1か月前に発売するなど、現実とドラマをシンクロさせるといった戦略が当たり大ヒットとなったようです。
岸田智史さんって突如現れてドラマに出るし、歌もヒットするなんて、なんか凄いなぁ~、どうしてなんだろ~って思ってたんだけど、戦略だったんだね。
そう言えば、個人的には、岸田智史さんの「きみの朝」よりも「重いつばさ」が好きなんだよね。
「重いつばさ」は、1980年(昭和55年)4月4日から9月26日まで放送された「1年B組新八先生」の主題歌で、岸田智史さんは新八先生役で主演でした。
曲の方ですが、1980年(昭和55年)4月21日に発売され、オリコンランキングは最高8位、22万枚を売り上げるヒットとなっています。
そうそう、新八先生だったね。
岸田智史さんは新八先生役でしたけど、実は、あの「3年B組金八先生」役もオファーが来ていたそうですよ。
金八先生って、あの武田鉄矢さんの?
そうなんです。「愛と喝采と」のプロデューサーが、新たな学園ドラマを作りたいので、岸田智史さんを主演にというオファーが事務所に届いたようです。
ただ、当時は、「きみの朝」が売れていて、全国でコンサートの予定がぎっしりと入っていてドラマ収録のスケジュールが取れないと…。
そこで、武田鉄矢さんが…ってことなんだね。
事務所が「武田鉄矢なら教員の資格も持っているし、スケジュールも落ち着いています」という提案をしたことから、金八先生=武田鉄矢さんになったということのようです。
タラレバだけど、「きみの朝」がヒットしてなかったら、岸田智史さんが金八先生役をやっていたかもしれないんだね。なんか凄い巡りあわせ!
岸田智史さんが金八先生役をやっていたら、どんなドラマになったんでしょうね。
さて、岸田智史さんの「きみの朝」と「重いつばさ」をどうぞ!
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1979年(昭和54年)
- インベーダー・ゲームが大流行
- 福岡国際マラソンで瀬古利彦さんが優勝
- 広島カープが初の日本一
- サーフィン・ブーム
- 第2次石油危機
- 東京で先進国首脳会議が開催
- 第1回国公立大学共通1次試験を実施(受験者32万7,163人)
1979年(昭和54年)のヒット曲ランキング
- 夢追い酒 (渥美二郎)
- 魅せられて (ジュディ・オング)
- おもいで酒 (小林幸子)
- 関白宣言 (さだまさし)
- 北国の春 (千昌夫)
- ガンダーラ (ゴダイゴ)
- YOUNG MAN (西城秀樹)
- チャンピオン (アリス)
- みちづれ( 牧村三枝子)
- カメレオン・アーミー (ピンク・レディー)
- いとしのエリー (サザンオールスターズ)
- カリフォルニア・コネクション (水谷豊)
- HERO~ヒーローになる時、それは今 (甲斐バンド)
- 銀河鉄道999 (ゴダイゴ)
- きみの朝 (岸田智史)
- 花街の母 (金田たつえ)
- モンキー・マジック( ゴダイゴ)
- セクシャル・バイオレットNo.1 (桑名正博)
- ビューティフル・ネーム (ゴダイゴ)
- いい日旅立ち (山口百恵)