関白宣言 (さだまさし) 1979年(昭和54年)

今回ご紹介する1979年(昭和54年)のヒット曲は、さだまさしさんの「関白宣言」です。
「関白宣言」は、1979年(昭和54年)7月10日に発売されたさだまさしさんのシングルです。作詞・作曲ともさだまさしさんとなっています。

「関白宣言」は流行りしましたよね。「お前を嫁に、もらう前に、言っておきたい事がある…♪」この語りかけ口調が目新しかった印象ですね。

さだまさしさんの「関白宣言」ですが、オリコンランキングでは最高1位を獲得、レコード売上枚数も160万枚を突破するなど大ヒットとなりました。

今では死語になってますが、当時は、まだ「亭主関白」って言葉は普通に使っていましたよね。「俺は亭主関白になるぞ!」って宣言するのが、この「関白宣言」だったと思っているのですが…。

さだまさしさんの「関白宣言」ですが、結婚前の男性が相手の女性に向けて「亭主関白」となることを宣言しつつも、不器用な愛情をコミカルに表現した内容でしたね。ただ、この歌詞をめぐっては、女性団体などから「女性差別」、「男尊女卑」とクレームが入るなどの騒動となったそうですよ。

正直、今では発売できないかもしれませんね。大炎上間違いなしですよ。

さだまさしさんが「関白宣言」を作るきっかとなったのは、当時通っていた京都・先斗町のスナック「鳩」のママに「最近の女は駄目になった。それは、男が駄目になったからだ」という話がヒントになったんだそうですよ。だから、あえて男をアピールした曲風になっているんだとか…。

なるほど、そんなきっかけがあったんだね。

余談になりますが、 「関白宣言」のアンサーソングとして「関白失脚」が、1994年(平成6年)に発表されています。

「関白失脚」というアンサーソングがあるなんて知りませんでした。でも、「関白宣言」のアンサーソングとして「関白失脚」って発想が面白いですよね。
せっかくなんで、2曲とも聞いてみましょう!

1979年(昭和54年)のヒット曲「関白宣言」さだまさし

1994年(平成6年)「関白失脚」さだまさし

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1979年(昭和54年)

  • インベーダー・ゲームが大流行
  • 福岡国際マラソンで瀬古利彦さんが優勝
  • 広島カープが初の日本一
  • サーフィン・ブーム
  • 第2次石油危機
  • 東京で先進国首脳会議が開催
  • 第1回国公立大学共通1次試験を実施(受験者32万7,163人)

1979年(昭和54年)のヒット曲ランキング

  1. 夢追い酒 (渥美二郎)
  2. 魅せられて (ジュディ・オング)
  3. おもいで酒 (小林幸子)
  4. 関白宣言 (さだまさし)
  5. 北国の春 (千昌夫)
  6. ガンダーラ (ゴダイゴ)
  7. YOUNG MAN (西城秀樹)
  8. チャンピオン (アリス)
  9. みちづれ( 牧村三枝子)
  10. カメレオン・アーミー (ピンク・レディー)
  11. いとしのエリー (サザンオールスターズ)
  12. カリフォルニア・コネクション (水谷豊)
  13. HERO~ヒーローになる時、それは今 (甲斐バンド)
  14. 銀河鉄道999 (ゴダイゴ)
  15. きみの朝 (岸田智史)
  16. 花街の母 (金田たつえ)
  17. モンキー・マジック( ゴダイゴ)
  18. セクシャル・バイオレットNo.1 (桑名正博)
  19. ビューティフル・ネーム (ゴダイゴ)
  20. いい日旅立ち (山口百恵)