今回ご紹介する1981年(昭和56年)のヒット曲は、大滝詠一さんの「君は天然色」です。
「君は天然色」は、1981年(昭和56年)3月21日に発売された大滝詠一さんの7作目のシングルになります。作詞:松本隆さん、作曲:大瀧詠一さん、編曲:多羅尾伴内さん(多羅尾伴内は、大滝詠一さんのペンネームです)。
大滝詠一さんの「君は天然色」は、昔はホントによく聞きました。カセットがノビノビになるぐらい繰り返し聞いた記憶がありますよ。歌い出しは、「つちびるつんと尖らせて、何かたくらむ表情は♪」でしたよね。
大滝詠一さんの「君は天然色」ですが、オリコンランキングでは最高36位、レコード売上は9.1万枚ほどと、シングルの売上としてはイマイチでした。
ちなみに、同じアルバムからシングルカットされた「恋するカレン」もオリコンランキングは最高67位、レコード売上2.5万枚とこちらもパッとしませんでした。
そうなんだね。でも、この「君は天然色」が入っているアルバム「A LONG VACATION」はめちゃくちゃ良い曲が多くて好きだったな。「ロンバケ」と言えばキムタクじゃなくて、大瀧詠一さんだよね。
シングル版はイマイチだったんですが、アルバム「A LONG VACATION」は、CDやレコード、カセットテープなどあらゆるフォーマットで発売され続け、累計売上枚数は200万枚を超えていると言われています。
いやもう、「ロンバケ」は、不朽の名作でしょ!今思い出すとレコード借りたきっかけは、アルバムのジャケットが気に入ったんだよね。

アルバム・ジャケットは、永井博さんの作品ですね。当時は、こうしたジャケットが多かったですよね。余談にはなりますが、松本隆さんの話では、描かれている白いパラソルからインスピレーションを得て作られたのが松田聖子さんの「白いパラソル(作詞:松本隆さん、作曲:財津和夫さん)」なんだそうですよ。
このアルバム「A LONG VACATION」には名曲がたくさんあるんだけど、個人的には、次のシングル「恋するカレン」とそのB面の「雨のウェンズデイ」が好きだったんだよね。今でもこのアルバムを聞くとあの時代にタイムスリップしちゃうよ。
大瀧 詠一さんは、1948年生まれ、岩手県江刺郡梁川村(現在の奥州市)の出身です。自身の活動だけではなく楽曲提供者としても、松田聖子さんの「風立ちぬ」や森進一さんの「冬のリヴィエラ」、小林旭さんの「熱き心に」などでも有名ですね。
今回は、大滝詠一さんの「君は天然色」「恋するカレン」「雨のウェンズデイ」を一緒に聞いてみましょう!