今回ご紹介する1979年(昭和54年)のヒット曲は、久保田早紀さんの「異邦人 -シルクロードのテーマ-」です。
「異邦人 -シルクロードのテーマ-」は、1979年(昭和54年)10月1日に発売された久保田早紀さんのデビュー・シングルです。作詞・作曲:久保田早紀さん、編曲:萩田光雄さんとなっています。
久保田早紀さんの「異邦人」好きでしたね!サブタイトル「-シルクロードのテーマ-」がついているっていうのは今回初めて知りました。
歌い出しは、「子供たちが空に向かい~、両手をひろ~げ~、鳥や雲や~夢までも~、つかもうとしてい~る~♪」でしたね。
久保田早紀さんの「異邦人」ですが、オリコンランキング1位を獲得、シングル・レコードの売上枚数は140万枚を超える大ヒットとなりました。
記憶では確かテレビCMで流れていたような気がするんだけど…。
その通りで、三洋電機のカラーテレビ「くっきりタテ7」のコマーシャルソングとして使われていました。当時のCMもありましたのでアップしますね。
そうそうこれこれ!「異邦人」のサビのメロディとこの画像がマッチしていて、エキゾチックな雰囲気を感じたCMだったよね。しかし、箱型テレビが懐かしい!
「くっきりタテ7」のコマーシャルソングの歌手候補としては、井上陽水さん、大橋純子さん、デビュー前の久保田早紀さんの3人が上がっていたようですが、スポンサーである三洋電機の意向で久保田早紀さんに決定したという経緯があるようです。
実力派シンガーの井上陽水さん、大橋純子さんを差し置いて、久保田早紀さんが選ばれたってことは、それだけ惹きつけるものがあったんだろうね。
また、スポンサーの三洋電機は、CMの放送前から社内や販売店で「異邦人」の音楽を流すなど、社を挙げて「異邦人」のプロモーションを展開したんだそうですよ。
三洋電機の並々ならぬ覚悟を感じますね!
余談になりますが、「子供たちが空に向かい 両手を広げ …」という歌い出しは、通学の時に乗っていたJR中央線から見える国立駅近くの空き地で遊ぶ子供たちの姿を電車から見て閃いた歌詞なんだそうです。
国立駅前の「大学通り」は、イチョウ並木で有名ですよね。曲を聞くとシルクロードをイメージしてしまうんだけど、まさか国立駅前とは意外でした。
確かに、「異邦人」は中東風の雰囲気を感じますが、イントロでは、民族楽器のダルシマーが使われています。ちなみに、ダルシマーというのは、台形の共鳴箱に張られた多数の弦を、ハンマーと呼ばれる木製のスティックで打って演奏する打弦楽器で、9世紀頃から中近東で演奏されてきた楽器だそうです。
※画像は、Hammered Dulcimer MiMi official page様からお借りしました。
色んな楽器があるんだね。でも、この楽器のお陰もあって、「異邦人」はシルクロードの香りがする音楽になっているんだね。勉強になりました。
それでは、1979年(昭和54年)のヒット曲久保田早紀さんの「異邦人」をどうぞ!
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1979年(昭和54年)
- インベーダー・ゲームが大流行
- 福岡国際マラソンで瀬古利彦さんが優勝
- 広島カープが初の日本一
- サーフィン・ブーム
- 第2次石油危機
- 東京で先進国首脳会議が開催
- 第1回国公立大学共通1次試験を実施(受験者32万7,163人)
1979年(昭和54年)のヒット曲ランキング
- 夢追い酒 (渥美二郎)
- 魅せられて (ジュディ・オング)
- おもいで酒 (小林幸子)
- 関白宣言 (さだまさし)
- 北国の春 (千昌夫)
- ガンダーラ (ゴダイゴ)
- YOUNG MAN (西城秀樹)
- チャンピオン (アリス)
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