今回ご紹介する1979年(昭和54年)のヒット曲は、クリスタルキングの「大都会」です。
「大都会」は、1979年(昭和54年)11月21日にリリースされたクリスタルキングのシングルです。作詞:田中昌之さん、山下三智夫さん、友永ゆかりさん、作曲:山下三智夫さん、 編曲:船山基紀さんとなっています。
クリスタルキングの「大都会」は、私の好きな曲ランキングで上位の曲なんですよ。「あ~~果てしない夢を追い続け~♪」って、田中昌之さんだから出せる高い声が魅力の一曲です。カラオケで「大都会」を歌う人もほとんど見たこともないけれど、歌っても残念な結果に終わることの多い難曲ですよね。
「大都会」ですが、1979年(昭和54年)の第18回「ポピュラーソングコンテスト」でグランプリを獲得、第10回「世界歌謡祭」でもグランプリ、優秀歌唱賞をダブル受賞しています。
クリスタルキングにとってデビューシングルですが、オリコンランキング1位を獲得、レコード売上150万枚を超える大ヒットとなりました。
クリスタルキングと言えば、高音の田中昌之さんとパンチパーマのムッシュ吉﨑さんのツインボーカルですよね。確か、長崎県の出身だよね?
※画像は、西日本新聞様からお借りしました。
クリスタルキングは、1971年(昭和46年)にムッシュ吉﨑さんを中心に結成、佐世保の米軍キャンプのクラブや米兵が集まる佐世保市内のディスコや福岡のディスコ・クラブなどで活動していたそうですよ。
ちなみに、クリスタルキングは、7人組でしたね。
「大都会」がヒットするまで8年ぐらいあるんだね。クリスタルキングも下積み時代が長いバンドなんだよね。
そうなんですよね。「大都会」がヒットする頃はみなさん30歳前後ですからね。
ところで、「大都会」というタイトルなんですが、やはり「大都会」と言うと「東京」を想像してしまう人も多いと思うんですが、作詞者でもある田中昌之さんによると、実は、博多(福岡)のことなんだそうですよ。
え~、てっきり東京のことだと思っていたよ。
まぁ、確かに佐世保から見たら福岡は大都会かもしれませんよね。
そう言えば、「大都会」の山下三智夫さんの弾くギターが好きなんですよ。モコモコって感じのギターソロとかかっこいいなぁ~って思ったんだよね。
「裏切りの街では~♪」とかの後に「ゴゴゴゴッ」って入ったりするのが癖になりますよね。
そうそう!そことか、他も全体的にギターが効いてるんだよね。山下三智夫さんは、ゴールドトップのレスポールを引いていたような…。かっこよくて欲しかったなって思っていたんだ。実際、うろ覚えなんだけどね。
さて、次にご紹介する楽曲は、同じくクリスタルキングの「蜃気楼」です。
「蜃気楼」は、1980年(昭和55年)4月5日に発売されたクリスタルキングの2枚目のシングルです。作詞:天野滋さん、作曲:山下三智夫さん、編曲:川上了さんとなっています。
「蜃気楼」もヒットしたよね。「真夏の海は Forever おまえが そばにいて♪」って歌い出しだったよね。ムッシュ吉﨑さんが先に歌って、サビは田中昌之さんのハイトーンボイスが再び炸裂して、これまた良い曲でした。確か、「蜃気楼」は、化粧品のCMソングだったよね。
クリスタルキングの「蜃気楼」は、資生堂「輝け!ナツコSUN」のキャンペーンソングでしたね。オリコンチャートでは、最高2位を獲得、レコード売上54.6万枚の大ヒットとなっています。
ツイストの「燃えろいい女」も「ナツコ」だったけど、こちらも「ナツコ」だったんだね。この年は、「ナツコ」がパワーワードだったんだ。
まぁ、パワーワードかどうかは知りませんが、「ナツコ」だったのは事実です。そして、クリスタルキングの「蜃気楼」もCMによる知名度アップもあって大ヒットしたということですね。
曲の感じも「大都会」からは、かなり変わったよね。ライトな感じかな?
そう言えば、ボーカルの田中昌之さんは、お笑いコンビ・チョコプラの松尾さんのお父さんと従兄弟らしいね。
いや、それどーでもよくないですか?
まぁ、そうですね。それでは、クリスタルキングの「大都会」と「蜃気楼」をどうぞ!ハイトーンボイスとギターが気になります!