ボヘミアン・ラプソディ(クイーン) 1975年(昭和50年)

今回ご紹介する1975年(昭和50年)のヒット曲は、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」です。
「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」は、1975年(昭和50年)に発売されたアルバム「オペラ座の夜」に収録された楽曲で、10月31日に先行シングルとして発売されました。作詞・作曲はフレディ・マーキュリーとなっています。

クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」と言えば、名曲中の名曲ですよね!「Is this the real life?Is this just fantasy?Caught in a landslide.No escape from reality♪」高校の頃に辞書引きながら訳したことがあるので歌詞を憶えていますよ。

クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」ですが、アメリカでは、1975年(昭和50年)に発売されたシングルがビルボードで最高位9位、全英シングルチャートでは9週にわたって第1位を獲得し、1976年(昭和51年)1月末までに100万枚以上の売上を記録するなど、世界的な大ヒットとなりました。

イギリスでは、僅か3カ月で100万枚を売ったんだね。イギリスの人口って1975年(昭和50年)当時は、約5,600万人ぐらいだから、日本だとダブルミリオンぐらいの感じになるよね。

確かに、人口比から考えるとそうなりますよね。そう考えると、イギリスは、クイーンにしろビートルズやローリングストーンズにしろ、世界を席巻するようなアーティストをたくさん排出している国ですよね。

当時のイギリスには才能のある若者が多かったってことなのかな?どうなんだろ?
ただ、最近は、日本の若いアーティストもどんどん世界に出て行ってるし、将来が楽しみだね。

ところで、当初、レコード会社は、「ボヘミアン・ラプソディ」のシングル化には否定的だったそうですよ。

あんな名曲なのに、どうして?

当時のシングルレコードの演奏時間が3分程度だったのに対して、「ボヘミアン・ラプソディ」は、演奏時間が5分55秒とかなり長いんですよね。なので、極端に言うと「曲が長い=飽きる=聞かない」みたいな感じだったようですよ。

そう言われるとね~
確かに、この当時のビートルズやローリング・ストーンズの曲も短いんだよね。シングルカットに否定的な気持ちも分からんでもないなぁ~

しかし、メンバーは「シングルカットするべきだ」と主張、実際にラジオで「ボヘミアン・ラプソディ」の一部だけを放送するなどリスナーに興味を持たせる試みをやったそうですよ。

確かに、一部だけ聞かされると全部聞きたいってなっちゃうよね。そうした試みもヒットに繋がったって訳だね。

さて「ボヘミアン・ラプソディ」のプロモーションビデオについてですが、これは世界初のものと言われています。発表されたのが、1975年(昭和50年)ですから、確かに当時は無かったものかもしれません。
プロモーションビデオの序盤と終盤は演奏シーンで、オペラ部分ではメンバーが暗闇の中で歌うという構成になっています。

「ボヘミアン・ラプソディ」のプロモーションビデオは何度も見たね~
オペラの部分は、2ndアルバム「クイーンII」のジャケットに似ているんだよね。
今の1980年代頃からプロモーションビデオはだんだんと凝ったものになるけど、当時のファンからしたら、クイーンの動く姿がライブ以外で見れるというだけでも十分だったんじゃないかな?

このプロモーションビデオは音楽界に衝撃を与え、後のミュージシャンにも多くの影響を与えたと言われています。
また、2019年にはYouTubeでのミュージックビデオの再生回数が10億回を突破するなど、今でも絶大な人気を誇っていますね。

今はいつでも好きな音楽を聴くことが出来て、プロモーションビデオを見ることができるし、本当に便利な世の中だよね。
ところで、前から思ってたんだけど「ボヘミアン・ラプソディ」の「ボヘミアン」ってどういう意味なの?

昔はジプシーと呼ばれた移動生活者、放浪者のことみたいです。最近では彼等の自称とされるロマ(その単数形のロム)が使用されるようになってきているそうですよ。

昔よく聞いたジプシーと同じ意味なんだね。ありがとう。

余談ですが、2002年にギネス・ワールド・レコーズ社が行った「英国史上最高のシングル曲は?」というアンケートの結果、2位のジョン・レノンの「イマジン」を抑えて「ボヘミアン・ラプソディ」が1位になったそうですよ。

個人的には、「ボヘミアン・ラプソディ」が好きなので嬉しい結果ですね。

1975年(昭和50年)のヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」クイーン

1975年(昭和50年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位昭和枯れすゝきさくらと一郎99.5万
2位シクラメンのかほり布施明87.9万
3位想い出まくら小坂恭子79.4万
4位時の過ぎゆくままに沢田研二79.1万
5位港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカダウン・タウン・ブギウギ・バンド77.7万
6位ロマンス岩崎宏美77.1万
7位22才の別れ70.8万
8位心のこり細川たかし70.7万
9位我が良き友よかまやつひろし70.1万
10位冬の色山口百恵52.9万