今回ご紹介する1975年(昭和50年)のヒット曲は、小坂恭子さんの「想い出まくら」です。
「想い出まくら」は、1975年(昭和50年)5月25日に発売された小坂恭子さんの3枚目のシングルです。 作詞・作曲:小坂恭子さん、編曲:福井峻さんとなっています。
「こんな日はあの人のま~ね~をして~、けむたそうな顔をして煙草を吸うわ~♪」ですね。小坂恭子さんが、ピアノを弾きながら歌うスタイルでしたよね。
「想い出まくら」ですが、100万枚以上を売り上げ、さくらと一郎の「昭和枯れすゝき」、布施明さんの「シクラメンのかほり」に次いで1975年(昭和50年)オリコン年間3位の大ヒットとなりました。
ちなみに、小坂恭子さんですが、前年に「あなた」が大ヒットした小坂明子さんと同じくヤマハのポプコンの出身です。名字は同じですが、血縁などはないようですよ。
そうそう!同じヤマハポプコン出身で二人とも「小坂」だったんで、よくごっちゃになってました。
そう言えば、イメージ的にりりィさんの「私は泣いています」と似た感じがすると思わない?
確かに、小さな部屋のベッドの上みたいな世界観は似ている感じはしますよね。「想い出まくら」を作るにあたって小坂恭子さん自身は、「タバコを吸うかわいい友人の女性がモデル。それに私の空想と、誰かそばにいつもいてほしいという女性の願望を詞にしただけ」と話したそうです。
当時、自分たちより人生の先輩がタバコを吸っているのがかっこよく見えた時期もあったよね。「煙たそうな顔をして煙草を吸う」ってのも「大人」「渋い」っていう風にプラス材料として脳内変換されたかも…
確かに、「煙草を吸う=大人」ってイメージがあって、紙を丸めてタバコを吸ってる風に見せたりもしてましたよね。
さて、「想い出まくら」ですが、実際に店頭でレコードを手に取ったのは男性よりも女性が多かったといわれています。
歌詞に共感する女性がたくさんいたってことなんだね…深いね。
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1975年(昭和50年)出来事
- 山陽新幹線(岡山~博多間)開業
- 紅茶キノコブーム
- ウイングスの初の来日公演が中止(外務省による入国拒否)
- 第一次ディスコ・ブーム
- 西城秀樹が日本人のソロ歌手として史上初となる日本武道館でのコンサートを開催
- 沖縄国際海洋博覧会開幕
- 日本初の家庭用テレビゲーム機「テレビテニス」を発売