今回ご紹介する1975年(昭和50年)のヒット曲は、子門真人さん「およげ!たいやきくん」です。
「およげ!たいやきくん」は、1975年(昭和50年)にフジテレビの子供向けの番組「ひらけ!ポンキッキ」のオリジナルナンバーとして発表、リリースされた童謡です。
作詞:高田ひろおさん、作曲・編曲:佐瀬寿一さんとなっています。
これは日本で一番売れた曲として有名だよね!
「まいにち、まいにち、ぼくらはてっぱんの~、うえでやかれて、やになっちゃうよ♪」だね!
「およげ!たいやきくん」ですが、日本でレコード売り上げ枚数が最も多いシングル盤(フィジカル・シングル)とされている。
お若い方で、ご存じない人もいるかもしれませんので、下の写真が子門真人さんです。アニメソングで有名ですよね。
※画像は、日本コロムビアオフィシャルサイト様からお借りしました。
そうそう!この髪型が印象的だったね!
ちなみに、「およげ!たいやきくん」のB面は、なぎら健壱(なぎらけんいち名義)の「いっぽんでもニンジン」(作詞:前田利博、作曲・編曲:佐瀬寿一)でした。
※画像は、NAGIRA_PROFILE様からお借りしました。
うわ~、懐かしい!「いっぽんで~もニンジン、二足で~もサンダル、三艘で~もヨット~♪」って続くんだよね。
しかし、歌っていたのがなぎら健壱さんだったとは知りませんでした。
「およげ!たいやきくん」ですが、シングル盤は、発売前の予約だけで30万枚に達したそうです。12月25日の発売当日には10万枚が完売し、1週間で30万枚が完売したそうですよ。
凄い勢いだね!当時の子供たちの間で爆発的にヒットしたからね!
「およげ!たいやきくん」ですが、オリコン史上初のシングルチャート初登場1位、11週連続1位を記録し、現在までにオリコン調べで450万枚以上、実際は500万枚以上を売り上げていると言われています。
いや~、流石、日本で一番売れたシングルレコード!
ただ、「およげ!たいやきくん」がこれだけ売れたにもかかわらず、子門真人さんもなぎら健壱さんも買い取り契約だったため、売上げに応じた歌唱印税は支払われず、子門真人さんは5万円、なぎら健壱は3万円の吹込料の支払いにとどまったらしいです。
売上に応じてもらえる契約だったら大変なことになっただろうにね…
吹き込み当時、アルバイトで曲を吹き込んだ子門真人さんはこの曲がこれほどのヒットになるとは思わなかったそうです。
ただ、子門真人さんには後日、ヒット記念としてレコード会社から100万円と白いギターが1本贈られたそうです。
まぁ、子供向けの曲だし、そんなに売れるなんて誰も思わないよね…
余談ですが、「およげ!たいやきくん」のモデルとなったたい焼き屋さんは、麻布十番の浪花家総本店と言われています。
※画像は、麻布十番商店街様からお借りしました。
麻布十番にモデルのたい焼き屋さんがあったなんて、知らなかったよ~
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1975年(昭和50年)出来事
- 山陽新幹線(岡山~博多間)開業
- 紅茶キノコブーム
- ウイングスの初の来日公演が中止(外務省による入国拒否)
- 第一次ディスコ・ブーム
- 西城秀樹が日本人のソロ歌手として史上初となる日本武道館でのコンサートを開催
- 沖縄国際海洋博覧会開幕
- 日本初の家庭用テレビゲーム機「テレビテニス」を発売