今回ご紹介する1969年(昭和44年)のヒット曲は、ビートルズの「サムシング(Something)」です。
「サムシング(Something)」は、1969年(昭和44年)9月に発売されたビートルズの楽曲で、11作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム「アビイ・ロード」に収録されています。
作詞・作曲はジョージ・ハリスンで、ハリスンがレノン=マッカートニーの作品と同等の評価を得た楽曲としても知られています。また、ビートルズ時代の公式発表曲の中で唯一シングルのA面曲となったジョージ・ハリスンの作品でもあります。
ジョージ・ハリスンも良い曲を作ってるけど、「サムシング」はその中でも人気が高いナンバーだよね。
「サムシング(Something)」ですが、翌1970年(昭和45年)10月に「カム・トゥゲザー」との両A面シングルとしてシングル・カットされ、アメリカのBillboard Hot 100で第1位、全英シングルチャートで最高位4位を獲得しています。
個人的には、「カム・トゥゲザー」よりも「サムシング」の方が好きかな?
「サムシング」は、ジョージ・ハリスンの当時の妻であるパティ・ボイドへのラブソングとして書かれたとされていますが、ジョージ・ハリスン本人は歌詞のインスピレーションについては別の人物を挙げているそうです。

パティ・ボイドと言えば、ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンという偉大なスターでもあり親友でもある二人の元妻なんだよね。そんな二人に熱烈に愛されたパティ・ボイドだけど、写真を見るとそれも何となく分かるような気がするよ~
ジョン・レノンは「サムシング」について「アビイ・ロードで一番の曲」と称賛していて、マネージャーのアラン・クレインに「サムシング」をシングル・カットすることを勧めたと言われています。
辛口のジョン・レノンも評価するぐらいだったんだね。まぁ、ジョージはジョン・レノンともポール・マッカートニーとも仲が良かったみたいだからね。
また、ジョン・レノンと同様に、ポール・マッカートニーも「ジョージの最高傑作だと思う」と評価しています。同じくビートルズのメンバーのリンゴ・スターも「サムシング」を高く評価していて、「サムシング」と「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」を「これまでに書いた最高のラブソング」として挙げているそうです。
余談ですが、エルトン・ジョンは「おそらくこれまでで最高のラブソングの1つ。イエスタデイよりも遥かに優れている」と語っているそうですよ。
みんなべた褒めだよね~
でも、エルトン・ジョンも「サムシングが最高」ってだけ言えばいいのに、「イエスタデイより優れている」なんて言い方しなくてもいいのにね。悪意を感じる…
評価の高い「サムシング」ですが、1970年代後半までに150組以上のアーティストによってカバーされていて、ビートルズの楽曲の中では「イエスタデイ」に次いで2番目に多くカバーされた楽曲なんだそうですよ。
これまた意外だな~
1969年(昭和44年)ヒット曲
順位 | 曲 名 | 歌手名 |
---|---|---|
1位 | いいじゃないの幸せならば | 佐良直美 |
2位 | 夜明けのスキャット | 由紀さおり |
3位 | どしゃぶりの雨の中で | 和田アキ子 |
4位 | 長崎は今日も雨だった | 内山田洋とクールファイブ |
5位 | 黒ネコのタンゴ | 皆川おさむ |
6位 | 夜と朝のあいだに | ピーター |
7位 | ドリフのズンドコ節 | ザ・ドリフターズ |
8位 | 今日でお別れ | 菅原洋一 |
9位 | 禁じられた恋 | 森山良子 |
10位 | 白いブランコ | ビリー・バンバン |