今回ご紹介する1969年(昭和44年)のヒット曲は、由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」です。
「夜明けのスキャット」は、1969年(昭和44年)3月10日に発売された由紀さおりさんのシングルレコードです。作詞:山上路夫さん、作曲:いずみたくさん、編曲:渋谷毅さんとなっています。
そもそもスキャットって何なの?
スキャット (Scat) とは、ジャズやポップスなどで使われる歌唱法のひとつで、「シャバダバ」「ドゥビドゥバ」「パヤパヤ」「ルルル」といった言葉を歌詞の代わりにして即興的にメロディーを歌うことです。
なるほどね~!
じゃぁ、11PMの「シャバダバ、シャバダバ~♪」っていうのもスキャットだよね!
「夜明けのスキャット」はタイトルの通りに、1番は歌詞がなく、大半が「ルー、ルールルルー…」というスキャットで歌われるのが特徴です。
歌詞が無いので、メロディさえ覚えれば、誰でも歌えます。
「夜明けのスキャット」の「ルー、ルールルルー…」ってところは覚えてるけど、そもそも歌詞が無かったんだ…。
「夜明けのスキャット」は、オリコンのシングル週間ヒットチャートで8週に渡って第1位を獲得、1969年(昭和44年)の年間ヒットチャートでも第1位に輝くなど、109万枚を売り上げるミリオンセラーとなりました。
歌詞が無いのにミリオンセラーって、ある意味凄いよねw
由紀さおりさんはこの「夜明けのスキャット」で、1969年(昭和44年)の「第20回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしました。
意外に1969年(昭和44年)が初出場だったんだね。
また、同年の第11回日本レコード大賞で「夜明けのスキャット」を作詞した山上路夫さんが作詞賞を受賞しています。
1969年(昭和44年)ヒット曲
順位 | 曲 名 | 歌手名 |
---|---|---|
1位 | いいじゃないの幸せならば | 佐良直美 |
2位 | 夜明けのスキャット | 由紀さおり |
3位 | どしゃぶりの雨の中で | 和田アキ子 |
4位 | 長崎は今日も雨だった | 内山田洋とクールファイブ |
5位 | 黒ネコのタンゴ | 皆川おさむ |
6位 | 夜と朝のあいだに | ピーター |
7位 | ドリフのズンドコ節 | ザ・ドリフターズ |
8位 | 今日でお別れ | 菅原洋一 |
9位 | 禁じられた恋 | 森山良子 |
10位 | 白いブランコ | ビリー・バンバン |