恋の季節(ピンキーとキラーズ) 1968年(昭和43年)

今回、ご紹介する1968年(昭和43年)のヒット曲は、ピンキーとキラーズの「恋の季節」です。
「恋の季節」は、ピンキーとキラーズの楽曲で、1968年7月20日に発売されたデビューシングルになります。作詞:岩谷時子さん、作曲・編曲:いずみたくさんとなっています。

これは、超有名な曲よね~!
「わ~すれられないのぉ~、あ~のひとが好きよ~♪」ってね!

公称売上枚数は270万枚となっています。オリコンチャート17週1位は未だに破られていない記録となっています。また、1968年1月に正式スタートしたオリコン集計において、日本初のダブルミリオンシングルでもあります。

17週1位ってことは、3カ月以上1位やったってことやんね~
凄まじいヒットやったんやね。

「恋の季節」ですが、元々ピンキーとキラーズのために用意された曲ではなかったそうです。1968年頃、遠藤周作さんがホストを務める番組の中の「今月の歌」コーナーで、ホステス役を務めた倍賞美津子さんが歌うための曲として作られたのだそうですよ。

昔は、こんなパターンでヒット曲が生まれるって多いよね?

元々は、「今月の歌」の5月に披露される予定だったことから、タイトルは当初「恋の五月」だったそうです。そして、倍賞美津子さんが歌う予定だったのが、いつの間にかピンキーとキラーズのデビュー曲となることが決まり、本人たちもびっくりしたそうですよ。

そりゃ、驚くわな。しかも、出したら大ヒットやもんね。

ある対談では、「恋の季節」がヒットした要因として「それまでの日本の歌謡曲には少ない、ボサノヴァの雰囲気があるため」としているようです。

まぁ、当時の歌謡曲とはちょっと違うイメージだよね~

「恋の季節」のヒットによりピンキーとキラーズは、1968年の「第10回日本レコード大賞」新人賞(グループ部門)を獲得しています。また、1968年の「第19回NHK紅白歌合戦」に初出場しています。紅白歌合戦に男女混成グループが出場するのは初めてのことだったそうですよ。

男女混成グループって渋い言い方やけど、当時は、まだまだ男尊女卑が強かった時代やったんやろね…

1968年(昭和43年)のヒット曲「恋の季節」ピンキーとキラーズ

1968年(昭和43年)ヒット曲

順位曲 名歌手名
1位天使の誘惑黛ジュン
2位三百六十五歩のマーチ水前寺清子
3位花の首飾りタイガース
4位伊勢佐木町ブルース青江三奈
5位エメラルドの伝説ザ・テンプターズ
6位ブルー・ライト・ヨコハマいしだあゆみ
7位愛の奇跡ヒデとロザンナ
8位好きになった人都はるみ
9位グッド・ナイト・ベイビーキング・トーンズ
10位受験生ブルース高石友也