今回ご紹介する1973年(昭和48年)のヒット曲は、殿さまキングスの「なみだの操」です。
「なみだの操」は、1973年(昭和49年)11月5日に発売された殿さまキングスの4枚目のシングルで、作詞:千家和也さん、作曲:彩木雅夫さん、編曲:藤田はじめさんとなっています。
「なみだの操」も大ヒットしたよね~
「あなた~のため~に、守り~とおした女の操~、今さら人に捧げられ~ないわ~♪」って曲だよね。当時は、「女の操」って何なのかなって思ってよ。
「なみだの操」の歌詞に出てくる「女の操」という言葉ですが、実は当時としても死語だったんだそうですよ。
へ~、そうなんだね。
そう言えば、同級生の女の子に「みさおちゃん」って子がいたのを覚えてるよ。
あなたの同級生のことは知りませんが、「なみだの操」は、1972年(昭和48年)にぴんからトリオが「女のみち」で空前のヒットを飛ばしたのに対抗して発売されたと言われています。
ぴんからトリオの「女のみち」もめちゃくちゃ流行ったもんね~
一説によると、発売の半年ぐらい前には、「なみだの操」のメロディは完成していたのだそうですが、ぴんからトリオの「女のみち」がロングヒットしていたため発売を遅らせたのだそうですよ。
大ヒット演歌と同時期に演歌を発売しても苦戦するかもしれないよね。
発売時期をずらすというのは、それはそれで良い戦略だったかと…
ちなみに「なみだの操」が発売された当時は、芸能事務所やレコード会社はアイドルに運動会をやらせたり、水泳大会をやらせたりとアイドルの売り込みに躍起になっていた時代だったので、時代錯誤のド演歌の登場に周囲もビックリしたんだそうです。
確かにテレビでもオールスター運動会とか水泳大会とかやってたし、色んなアイドルが出てたもんね~! で、場所は、東京体育館や大磯ロングビーチ!
当時のアイドルだと、浅田美代子さん、安西マリアさん、キャンディーズ 、桜田淳子さん、山口百恵さんなんかがいたような記憶ですね。
そんな時代にド演歌だから、確かに珍しかったのかもしれませんね~
殿さまキングスは、ドリフの「八時だよ全員集合」にもよく出ていた印象が…
殿さまキングスの他にも内山田洋とクールファイブ、細川たかしさんと言った今では演歌の大御所も当時は、体張ってコントに挑戦していたんだね。
さて、「なみだの操」ですが、発売から6週後には1位を獲得し、そこから9週連続で1位を獲得しています。累計売上は197.3万枚と言われています。
9週連続1位って、2~3カ月ぐらい1位ってことだよね!
しかし、200万枚以上売れたんだから印税とかすごかっただろうね!
ところが、歌唱印税は、レコード1枚当たり1円で契約したために、250万円ぐらいしかもらえなかったらしいですよ。
トホホホホ…「え~、そんなぁ~」って感じだよね。
「およげたいやきくん」と同じパターンだ…
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1973年(昭和48年)出来事
- 石油ショック
- 山口百恵、桜田淳子、浅田美代子、あべ静江、石川さゆり、フィンガー5、キャンディーズらがデビュー
- 郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎が「新・御三家」と呼ばれる
- 関門橋が開通
- 中央線の快速電車にシルバーシートを設置
- トイレット・ペーパー、洗剤などの買いだめ騒動
- ノストラダムスの大予言が出版される