今回ご紹介する1980年(昭和55年)のヒット曲は、チャゲ&飛鳥の「万里の河」です。
「万里の河」は、1980年(昭和55年)9月25日に発売されたチャゲ&飛鳥の3作目のシングルです。作詞・作曲:飛鳥涼さん、編曲:瀬尾一三さんとなっています。
この曲でチャゲ&飛鳥を知った人も多かったんじゃないでしょうか。歌い出しは、「遠く遠く何処までも遠く、流れる河で♪」でした。サビの「どれだけ待てばいいのですか、あぁ、届かぬ愛を♪」ってところのリズムが印象に残る一曲ですよね。
チャゲ&飛鳥の「万里の河」ですが、オリコンランキングでは初のトップ10入りとなる最高6位を獲得、累計売上枚数は53.7万枚の大ヒットとなりました。
作詞・作曲をした飛鳥涼さん曰く「ヒットを意識して制作を行なった曲」なんだそうですよ。
ヒットを意識して曲を作ってヒットさせるってすごいことだよね。
そして、この「万里の河」は、オリエンタルな雰囲気を感じさせてくれるんだよね。
そうですよね。曲を聞くと、中国の長江や黄河をイメージしてしまいますよね。そして、ここで際立つのは、やっぱり飛鳥涼さんの歌い方ですよね。コブシを効かせた演歌を新感覚にアレンジしたような歌い方です。
「飛鳥涼さんのルーツは演歌」って言う人もいるぐらいだもんね。でも、この「万里の河」の大ヒットで、チャゲ&飛鳥が広く認知されたと思うよ。ただ、個人的には、この頃のチャゲ&飛鳥は、フォークのイメージだったかな?
確かに、チャゲさんと飛鳥涼さんがアコースティックギターをかき鳴らしながら歌うというスタイルは、フォークでもあり、こぶしの効いた歌い方は演歌っぽくもありますよね。
それまでにはいなかったタイプなんだよね。
それでは、1980年(昭和55年)のヒット曲、チャゲ&飛鳥の「万里の河」をどうぞ!