今回ご紹介する1979年(昭和54年)のヒット曲は、ロス・インディオス&シルヴィアの「別れても好きな人」です。
「別れても好きな人」は、1979年(昭和55年)9月21日に発売されたロス・インディオス&シルヴィアのシングルです。作詞・作曲は佐々木勉さん、編曲:渋谷毅さんとなっています。
当時、ロス・インディオス&シルヴィアの「別れても好きな人」は流行りましたよね。スナックに行くと必ず誰かが歌ってるみたいな感じでした。「別れた人に会った~、別れた渋谷で会った~、別れたときと同じ雨の夜だった~♪」ですね。
ロス・インディオス&シルヴィアの「別れても好きな人」ですが、昭和ムード歌謡の名曲ですよね。オリコンランキングでは最高4位を獲得、レコード売上も90万枚を超える大ヒットになりました。
「別れても好きな人」は、雨の降る夜に、かつての恋人同士が渋谷で再会して、「や~っぱり忘れられない♪」と都内を彷徨う曲なんだよね。
その通りなんですが、原曲があって、オリジナルは1969年(昭和44年)6月に松平ケメ子盤が、同年11月にパープル・シャドウズ盤が発売されています。ロス・インディオス&シルヴィア版はカバーということになります。
元歌があるんだね。知らなかったよ。ってか、松平ケメ子って凄い名前!
ロス・インディオス&シルヴィア版では、歌詞の一部が変更されていて、彷徨う場所が、「渋谷→青山→赤坂→狸穴(まみあな)→乃木坂→一ツ木通り」から、「渋谷→原宿→赤坂→高輪→乃木坂→一ツ木通り」に変更されています。
地方出身者には、狸穴(まみあな)は読めないよ~
物は試しということで、「別れても好きな人」で、かつての恋人同士が渋谷で再会してから彷徨い歩いた足跡をGoogleMapで辿ってみましたよ。
あ~、面白い試みですね!
原曲バージョンです。「渋谷→青山→赤坂→狸穴(まみあな)→乃木坂→一ツ木通り」だいたい8.7kmぐらいですね。
雨の中、傘もささずに8.7kmも歩き続けるの~?それやだよ~
ロス・インディオス&シルヴィアバージョンです。「渋谷→原宿→赤坂→高輪→乃木坂→一ツ木通り」で、凡そ15.6kmぐらいになりますね。
いや、だいたい赤坂から高輪まで歩かんやろ!しかも、雨の中、傘もささずに15kmも歩くなんて、何時間かかると思ってるの?
調べてみたところ、15kmを歩くのには約4時間ぐらいかかるみたいですね。私は腰が悪いんで歩けません。
いや、それ私も同じだから!
話を「別れても好きな人」に戻しますと、ロス・インディオス&シルヴィアは、この曲の大ヒットで、1980年(昭和55年)の第31回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしています。
紅白初出場おめでとうございます!ところで、ロス・インディオス&シルヴィアって最初からそのメンバーでスタートしたの?
ロス・インディオスは1962年(昭和37年)に結成、1968年(昭和43年)には「コモエスタ赤坂」が大ヒットしています。「別れても好きな人」は、ロス・インディオス版としても発売しているのですが、そこに初代女性ボーカリストとしてシルヴィアさんが加わり、ロス・インディオス&シルヴィアになって、1979年(昭和54年)に「別れても好きな人」の大ヒットにつながったという訳ですね。
なるほど~!理解しました!
余談だけど、「別れたら~、た~だの人♪」っていう替え歌が流行ったよね。
スナックのお決まり文句ですね。