今回ご紹介する1975年(昭和50年)のヒット曲は、イルカさんの「なごり雪」です。
「なごり雪」は、かぐや姫の伊勢正三さんが作詞・作曲した楽曲ですが、イルカさんによるカバー・バージョンが有名です。作詞・作曲:伊勢正三さん、編曲:松任谷正隆さんとなっています。
「汽車を待つ君の横でぼくは時計を気にしてる~、季節はずれの雪が降ってる~♪」名曲ですよね~
「なごり雪」は、元々1974年(昭和49年)3月12日に、かぐや姫のアルバムの収録曲として発表されています。その時もオリコンアルバムチャート1位を獲得するなどヒットしています。
かぐや姫の「なごり雪」って正直、知りませんでした。
同じ曲なんだけど、アレンジでこんなに違うんだと…。つくづくアレンジャーって凄いんだなと実感しました。
その後、1975年(昭和50年)11月に、イルカさんによるカバーバージョンが発売され、翌1976年(昭和51年)に掛けて大ヒットを記録、累計売上は80万枚以上となっており、「なごり雪」はイルカさんにとって最大のヒットとなっています。
オリジナルが発売された後、意外と直ぐにカバーバージョンが発売されてるんだね。
このシングル盤の編曲は、松任谷正隆さんが担当されているのですが、松任谷正隆さんにとって、この編曲が他アーティストの作品編曲の最初だったそうですよ。
フォークと松任谷正隆さんというのも意外な組み合わせだよね。
この「なごり雪」を作り歌ってヒットさせた伊勢正三さんですが、松任谷正隆さんアレンジによる「なごり雪」を聞いて、「なごり雪は、僕から旅立った」という気持ちになったそうですよ。
プロにしか分からない感想なんだろうけど、ちょっとだけ分かる気がします。
1975年(昭和50年)ヒット曲