Mandom 男の世界(ジェリー・ウォレス) 1970年(昭和45年)

「Mandom 男の世界/歌:ジェリー・ウォレス」は、「丹頂」の化粧品「マンダム」のテレビCMで使われた曲で、出演したチャールズ・ブロンソンとの相乗効果もあり、1970年の発売から1年で120万枚を売り上げる大ヒットとなりました。

「丹頂」は、「マンダム」が大ヒットしたから会社名をマンダムに変えたんよね。

ですです。「丹頂」は1933年の創業でしたが、1960年代には経営不振に陥っていました。しかしこの「マンダム」の爆発的ヒットによって危機を脱し、翌年の1971年には社名を「マンダム」と変更しました。

「マンダム」のCM、この音楽とめっちゃ合ってって、かっこよかったなぁ~

「マンダム」のテレビCMに出演したのは、ハリウッドスターのチャールズ・ブロンソンで、撮影費は当時の金額で2,000万円、ブロンソンへのギャラは3万ドル(約1,000万円)だったそうですよ。ちなみに、演出は大林宣彦さんです。

大林宣彦さんって、あの尾道三部作で有名な!
※「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」と合わせて「尾道三部作」なんて言い方をしますね。

撮影は、アリゾナ州の砂丘やハリウッドのスタジオで行われました。また、ブロンソンが顎をなでながら放った「う〜ん、マンダム」のセリフは日本で大流行しました。

きんちゃん!顎に何かついと~よ?

えっ!どこ?

「う~ん、マンダム!」

いやいや。確かにこういう使い方してましたねw
ちなみに、チャールズ・ブロンソンは拳銃を上手くさばけず、拳銃さばきの上手い大林宣彦さんがブロンソンに教えたそうですよ。

しかし、大林宣彦さんどこで拳銃さばきを覚えたんやろな?

また、チャールズ・ブロンソンの起用についてですが、野性的な風貌のブロンソンを起用し男らしさを前面に押し出したのは、逆転の発想だったのですが、当初、キャンペーンに当たったスタッフは周囲から猛批判を受けたそうです。

そら、男性化粧品っていうたら男前のワシみたいなんがぴったりやん!

株式会社マンダムですが、大阪府大阪市中央区十二軒町に本社はあります。男性用化粧品においてシェアは国内トップで、主力ブランドはギャツビーです。

マンダムが売れてた頃はまだ子供やったからな~
確か「エロイカ」のオードトワレなんて~のを中坊の頃につけたような…
ギャツビーは、松田優作さんがCM出てたよね。


1970年(昭和45年)出来事

  • 日本万国博覧会(大阪万博)開幕
  • よど号ハイジャック事件発生
  • ザ・ビートルズ解散
  • ボーリング・ブーム
  • 日本初の歩行者天国が銀座、新宿、池袋、浅草で実施

1970年(昭和45年)流行ファッション・髪型

  • レイヤードファッション
  • ペザントルック人気
  • サファリルック流行
  • デザイナーブランド

1970年(昭和45年)新商品・ヒット商品

  • 保温ジャー(象印マホービン)
  • マンダム(丹頂)
  • メリット(花王)
  • セリカ(トヨタ自動車工業)
  • 缶コーヒー(上島珈琲)
  • カプリチョコレート(グリコ)
  • アルファベットチョコレート(名糖)
  • いちごみるく(サクマ製菓)

1970年(昭和45年)流行語

  • ウーマン・リブ
  • しらける
  • 鼻血ブー

1970年(昭和45年)ベストセラー

  • 冠婚葬祭入門(塩月弥栄子)
  • 誰のために愛するか(曽野綾子)
  • 銭の花(花登筐)

1970年(昭和45年)ヒット曲

  • ドリフのズンドコ節(ザ・ドリフターズ)
  • 圭子の夢は夜ひらく(藤圭子)
  • 今日でお別れ(菅原洋一)
  • 手紙(由紀さおり)
  • 京都の恋(渚ゆう子)
  • 明日に架ける橋(サイモン&ガーファンクル)
  • 遥かなる影(カーペンターズ)
  • 雨にぬれても(B.Jトーマス)

1970年(昭和45年)映画

  • 戦争と人間 第一部 運命の序曲
  • 激動の昭和史 軍閥
  • 続・猿の惑星
  • サウンド・オブ・ミュージック
  • 女王陛下の007
  • ひまわり
  • チップス先生さようなら
  • シェーン

1970年(昭和45年)アニメ

  • いなかっぺ大将
  • みなしごハッチ
  • あしたのジョー
  • キックの鬼

1970年(昭和45年)のヒット曲ランキング

  1. 黒ネコのタンゴ 皆川おさむ
  2. ドリフのズンドコ節 ザ・ドリフターズ
  3. 圭子の夢は夜ひらく 藤圭子
  4. 女のブルース 藤圭子
  5. 逢わずに愛して 内山田洋とクールファイブ
  6. 手紙 由紀さおり
  7. 愛は傷つきやすく ヒデとロザンナ
  8. 今日でお別れ 菅原洋一
  9. ヴィーナス ザ・ショッキング・ブルー
  10. 京都の恋 渚 ゆう子