港町ブルース(森進一) 1969年(昭和44年)

今回ご紹介する1969年(昭和44年)のヒット曲は、森進一さんの「港町ブルース」です。
「港町ブルース」は、1969年(昭和44年)4月15日に発売された森進一さんの12枚目のシングルです。作詞:深津武志さん、作曲:猪俣公章さん、編曲:森岡賢一郎さんとなっています。

「港町ブルース」は森進一さんの曲の中で一番好きな曲ですね。
「背伸びしてみ~る海峡を~、今日も汽笛が遠ざかる~♪」ってね。

今聞いても調子良いメロディですよね。

ちなみに、この歌詞は作詞家の先生が書いのではなくて、雑誌「平凡」1969年(昭和44年)2月号にて一般募集されたものなんだそうです。
で、応募総数37,528通の中から7人の詞を部分的に選び、最終的な歌詞が決定したらしい。「作詞:深津武志」と登録されてるけど、これは1番の歌詞の一部分の作詞者を代表として届け出たものなんだそうです。

なるほど~、勉強になりましたよ。

たまにはね。

「港町ブルース」ですが、発売されて2週間余りでオリコンチャートのベストテンに初登場し、5週にわたり1位にランクインされるなど、森進一さんのシングルでは最高の売上を記録し、ミリオンセラーにもなりました。
1969年(昭和44年)の「第2回日本有線大賞」では大賞を受賞しています。また、「第20回NHK紅白歌合戦」では2回目の出場にして白組のトリを務めました。

2回目の出場で、紅白のトリってすごくない?

それも凄いですが、「港町ブルース」に出てくる港町を全部言えますか?

え~!確か、函館は出てくるよね?

「港町ブルース」の歌詞の順番で言うと、函館、宮古、釜石、気仙沼、三崎、焼津、御前崎、高知、高松、八幡浜、別府、長崎、枕崎、そして最後に鹿児島ですね。

めちゃくちゃ地名が出てくるんだね。地理の勉強をしているみたい。

ちなみに、森進一さんは、1947年生まれ、山梨県甲府市の出身です(鹿児島県育ち)。大原麗子さん、森昌子さんとの結婚歴があります。

森進一さんって甲府の出身なの?ずっと鹿児島の出身だと思ってたよ。

ちなみに、長男森内貴寛さんは元NEWSのメンバーで、現:ロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカリスト(TAKA)、次男はテレビ東京の社員、三男森内寛樹はロックバンド「MY FIRST STORY」のボーカリスト(Hiro)です。

いや~、まさに音楽一家ですね。

1969年(昭和44年)のヒット曲「港町ブルース」森進一

1969年(昭和44年)ヒット曲

順位曲 名歌手名
1位いいじゃないの幸せならば佐良直美
2位夜明けのスキャット由紀さおり
3位どしゃぶりの雨の中で和田アキ子
4位長崎は今日も雨だった内山田洋とクールファイブ
5位黒ネコのタンゴ皆川おさむ
6位夜と朝のあいだにピーター
7位ドリフのズンドコ節ザ・ドリフターズ
8位今日でお別れ菅原洋一
9位禁じられた恋森山良子
10位白いブランコビリー・バンバン