幸せなら手をたたこう (坂本九) 1964年(昭和39年)

今回、ご紹介する1964年(昭和39年)のヒット曲は、坂本九さんが歌った「幸せなら手をたたこう」です。
「幸せなら手をたたこう」は、アメリカ民謡が原曲とされ、日本では1964年(昭和39年)に坂本九さんが歌って大ヒットしました。童謡としても親しまれていますね。

「幸せなら手をたたこう♪幸せなら手をたたこう♪幸せなら態度でしめそうよ、ほら みんなで手をたたこう♪」だよね~

「幸せなら手をたたこう」の作詞ですが、早稲田大学人間科学部名誉教授の木村利人さんが、学生時代フィリピンでボランティア活動をしていた際に原曲を耳にして、帰国の途に着いた際に、詞をつけたものが元になっているんだそうです。

元々有名な曲に詩を付けたってことじゃないんだね。

仲間内で歌われていたのを偶然、坂本九さんが耳にして、作曲家のいずみたくさんの元にうろ覚えのまま持ち込んで、それを元にいずみたくさんが採譜してレコード化、全国的にヒットすることとなったんだそうです。

うろ覚えでレコード化って凄くない?
しかし、フィリピンで聞いた曲に日本語で詩を付けて、それが大ヒットになるって面白いよね。そもそも、木村利人さんがフィリピンにボランティアに行くことが無ければ、この曲は生まれてないんだからね。

英語ではいくつかの歌詞があるそうですが、もっとも一般的なものは 「If You’re Happy and You Know It」だそうです。
歌詞は、
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you’re happy and you know it, clap your hands.
If you’re happy and you know it,
And you really want to show it,
If you’re happy and you know it, clap your hands.
となってます。

上手く歌えないけど、雰囲気は出せるよ。

「幸せなら手をたたこう」ですが、翌1965年(昭和40年)の第37回選抜高校野球大会の開会式入場行進曲にも使用されました。

春の選抜は、前年のヒット曲が採用されるという流れだもんね。

また、「幸せなら手をたたこう」は、いずれも坂本九さんゆかりの茨城県笠間市内にある、友部駅、岩間駅、笠間駅の発車メロディとして使用されています。

坂本九さんは、戦争中は茨城県笠間市に疎開してたんだね。

1964年(昭和39年)のヒット曲「幸せなら手をたたこう」坂本九

1964年(昭和39年)ヒット曲

順位曲 名歌手名
1位明日があるさ坂本九
2位君だけを西郷輝彦
3位幸せなら手をたたこう坂本九
4位愛と死をみつめて青山和子
5位君たちがいて僕がいた舟木一夫
6位恋の山手線小林旭
7位皆の衆村田英雄
8位アンコ椿は恋の花都はるみ
9位美空ひばり
10位お座敷小唄和田弘とマヒナスターズ