「マギー・メイ(Maggie May)」 は、1971年(昭和46年)にリリースされたロッド・スチュワートの楽曲です。ロッド・スチュワートとマーティン・クイッテントンとの共作となっています。
60年代後半からジェフ・ベック・グループやフェイセズなどを渡り歩いたロッド・スチュアートがスーパースターへの階段を上る最初のヒット作なんだよね。
ちなみに、ジェフ・ベックが好きです。
「マギー・メイ」 の歌詞なんですが、年上の女性の家で長い夏休みを過ごした学生が、「そろそろ(彼女の家を出て)学校に戻るよ」と告げるんだけど、内心は未練たらたらというような内容になっています。一説では、ロッド・スチュアート自身の経験に基づいていると言われているようです。
あのロッド・スチュアートが未練たらたらなんて信じられないよね。
「マギー・メイ」 ですが、当初は「リーズン・トゥ・ビリーヴ」のB面として発売されたそうです。なので、それほど期待もされなかった曲ということですね。
へ~、それがまたなんでヒットしたの?
なんでもクリーブランドのDJが「マギー・メイ」をいたく気に入ってしまって、バンバンかけまくったらしく、それでこのヒットに繋がったらしいですよ。
なるほどね~
昔は、そんなこだわりを持ったDJがたくさんいたんでしょうね。
日本でもキャバレーのお姉さんたちのリクエストでヒットした曲もあったりするしね。まぁ、今じゃTiktokかYoutubeですからね。
「マギー・メイ」が収録されたアルバム「エヴリ・ピクチャー・テルズ・ア・ストーリー」は、イギリスとアメリカ両国でチャート1位に輝き、ビートルズとサイモン&ガーファンクルと並ぶ快挙となりました。
さすが、スーパースター!
ロッド・スチュアートにとっては、「マギー・メイ」がソロになって初めての大ヒットであり成功を喜んでいるらしいんですが、本人曰く「私は未だにこのシングルがどうしてここまで大きなヒットになったか分からない。この曲にはメロディーがない。十分な個性と見事なコードはある、けれどメロディーはない」と語っているそうですよ。
メロディーがないけどってどんな意味? でも、そんな曲を大ヒットさせるなんて、さすがスーパースター!