知床旅情(加藤登紀子) 1971年(昭和46年)

今回ご紹介する1971年(昭和46年)のヒット曲は、加藤登紀子さんの「知床旅情」です。
「知床旅情」は、元々は1960年(昭和35年)に発表された森繁久彌さんが作詞・作曲を手がけた「オホーツクの舟歌」に、森繁久彌さん自身が、新たに歌詞を添詞をした楽曲です。

曲は知ってるけど、森繁久彌さんの作詞、作曲なんだね~

その通りで「知床旅情」は、作詞・作曲:森繁久彌さん、編曲:山本直純さんとなっています。

森繁久彌さんは、俳優さんとばかり思っていたよ。

「知床旅情」ですが、その後、1971年(昭和46年)に加藤登紀子さんがリリースしたアルバム「日本哀歌集」で取り上げたことで人気に火がつき、同年のオリコンのヒットチャートで7週連続の1位を獲得、同年のオリコン年間チャートで2位にランクインしました。

加藤登紀子さんが歌ったバージョンがヒットしたんだね。

加藤登紀子さんのバージョンがヒットする前に、森繁久彌さんは、1962年の「第13回NHK紅白歌合戦」にこの「知床旅情」で出場されています。

なるほど。森繁久彌さんも紅白で「知床旅情」を唄ったんだね。
違う人が唄って流行るっていうのもどんな心理なんだろうね。

加藤登紀子さんが歌った「知床旅情」の累計売上は140万枚を記録、同年の「第22回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。また、「第13回日本レコード大賞」・歌唱賞も受賞しています。

同じ曲で、どちらも紅白に出場してるんだね。

Youtube動画は、加藤登紀子さんバージョンと森繁久彌さんバージョンの2つをご紹介しますね。

加藤登紀子さん「知床旅情」

1971年(昭和46年)のヒット曲「知床旅情」加藤登紀子

森繁久彌さん「知床旅情」

1971年(昭和46年)のヒット曲「知床旅情」森繁久彌

1971年 邦楽ヒット曲 ランキング

順位曲名歌手名売上枚数
1位わたしの城下町小柳ルミ子110.3万
2位知床旅情加藤登紀子102.8万
3位また逢う日まで尾崎紀世彦92.8万
4位傷だらけの人生鶴田浩二77.9万
5位ナオミの夢ヘドバとダビデ66.6万
6位よこはま・たそがれ五木ひろし60.6万
7位花嫁はしだのりひことクライマックス60.5万
8位雨のバラード湯原昌幸55.5万
9位望郷森進一54.5万
10位さらば恋人堺 正章52.9万