今回ご紹介する1985年(昭和60年)のヒット曲は、斉藤由貴さんの「卒業」です。
「卒業」は、1985年(昭和60年)2月21日に発売された斉藤由貴さんのデビューシングルです。作詞:松本隆さん、作曲:筒美京平さん、編曲:武部聡さんとなっています。
斉藤由貴さんの「卒業」って、正直、リアルタイムではほとんど印象に残っていないんだよね。歌い出しは、「制服の胸のボタンを下級生たちねだられ、頭かきながら逃げるのね、ほんとうは嬉しいくせして♪」でしたね。
大昔、卒業式でボタンをねだられたことがあったな(遠い目…)。そういえば、どうして第2ボタンを渡すようになったのかな?
卒業式で好きな人に第2ボタンを渡すようになったのは、戦時中のエピソードに由来するようです。
戦時中のエピソード?
戦時中は、全国的に物資が不足していたこともあり軍服が足らずに、学生服のままで出征する若者たちが数多くいたようです。
戦争に行ってしまえば、生きては帰ってこれないかもしれないということで、大切な人に想いを伝えると同時に形見として学生服の第二ボタンを渡したことが始まりと言われています。
そんな話が元になっているんだね。なんか悲しくなってきた…。
さて、斉藤由貴さんの「卒業」ですが、オリコンランキングでは最高6位を獲得、レコード売上26.4万枚の大ヒットとなりました。かなり売れた曲ですし、当時から卒業式のシーズンにはすでに流れていたよね。
というか、「卒業」ってタイトルの曲が多いでしょ?「卒業」っていうと私の場合は、やっぱり尾崎豊さんなんだよね。
確かに「卒業」というタイトルの曲は多いですよね。同じ時期だと、菊池桃子さんや倉沢淳美さんも「卒業」という曲をリリースしてましたね。
ただ、その中でもこの斉藤由貴さんの「卒業」は、卒業ソングの代表曲のひとつとして人気がありますね。個人的には大好きな卒業ソングです。
まぁ、嫌いじゃないけど、「卒業」っていうものが遠い昔になったから、なかなか当時を思い出せないのかな。
余談ですが、テレビ番組の「マツコの知らない世界」で「卒業ソング」を特集した際に、マツコ・デラックスが好きな楽曲としてこのこの斉藤由貴さんの「卒業」を挙げたそうですよ。
斉藤由貴さんというと歌手っていうよりも俳優のイメージなんだよね。でも、この「卒業」は良い曲だよね。
そういえば、卒業ソングも昔は、ユーミンや海援隊だったけど(その前は仰げば尊しかな?)、今じゃ変わっているのかな?
そうですね。色々とあるみたいなんですが、レミオロメンの「3月9日」やいきものがかりの「YELL」、AKB48の「365日の紙飛行機」などが人気があるようです。
なるほどね。
それでは、斉藤由貴さんの「卒業」をどうぞ!
1985年(昭和60年)ヒット曲
順位 | 曲名 | 歌手名 | 売上枚数 |
---|---|---|---|
1位 | ジュリアに傷心 | チェッカーズ | 70.3万 |
2位 | ミ・アモーレ | 中森明菜 | 63.1万 |
3位 | 恋におちて | 小林明子 | 54.8万 |
4位 | Romanticが止まらない | C-C-B | 51.7万 |
5位 | あの娘とスキャンダル | チェッカーズ | 51.6万 |
6位 | 飾りじゃないのよ涙は | 中森明菜 | 51.5万 |
7位 | SAND BEIGE | 中森明菜 | 46.1万 |
8位 | 俺たちのロカビリーナイト | チェッカーズ | 44.7万 |
9位 | 悲しみにさよなら | 安全地帯 | 44.3万 |
10位 | 天使のウィンク | 松田聖子 | 41.4万 |