うそ(中条きよし) 1974年(昭和49年)

今回ご紹介する1974年(昭和49年)のヒット曲は、中条きよしさんの「うそ」です。
「うそ」は、1974年(昭和49年)1月25日に発売された中条きよしさんの再デビューシングルで、作詞:山口洋子さん、作曲:平尾昌晃さん、編曲:竜崎孝路さんとなっています。

「折れたタバコの吸い殻で~、あなたのうそが分かるのよ~♪」って、子供だったけど好きな曲でしたね。やっぱりアイドルの曲と違って声が低くて渋いんだよね~

中条きよしさんですが、1968年(昭和43年)のデビュー以後、高波明、渥美健の芸名で何度か歌手デビューするも全くヒットに恵まれなかったそうです。

それがこの「うそ」でドカーンと来ちゃった訳ですね。

最初、売れたと聞いた時にご本人も「うそ」って思ったかもしれませんね。
ちなみに、「うそ」というタイトルから、エイプリルフールの4月1日にラジオでリクエストされやすい曲なんだそうですよ。

まぁ、一定の年代以上じゃないと分からないネタだよね。

確かにそうですよね~
さて、「うそ」の歌詞についてですが、作詞者である山口洋子さん自身が経営していた店のホステスさんが「彼氏の家に行ったら、口紅がついたたばこの吸い殻があった」という実話が元になっているそうです。

なるほど~!山口洋子さんって銀座でクラブをお持ちだったんだね。

「うそ」ですが、発売から6週後に1位を獲得、そこから8週連続1位を獲得しています。1974年度(昭和49年)の年間チャートでは、殿さまキングスの「なみだの操」、小坂明子の「あなた」に次いで3位にランクイン、累計売り上げは150万枚を突破し大ヒットとなりました。

上位の2曲が強力だから1位は難しかったんだろうけど、150万枚って大ヒットだね!

また、「うそ」の大ヒットで中条きよしさんは、「日本歌謡大賞」放送音楽新人賞、「FNS歌謡祭」最優秀ホープ賞など獲得しています。
また1974年(昭和49年)の「第25回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしています。


1974年(昭和49年)のヒット曲「うそ」中条きよし

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1974年(昭和49年)出来事

  • 戦後初のマイナス成長
  • 超能力ブーム
  • ジャイアンツの長島茂男現役引退
  • ガッツ石松がボクシング世界チャンピオンに
  • セブン-イレブン東京都江東区に第1号店を出店
  • 北の湖が史上最年少(21歳2か月)で第55代横綱昇進
  • ハローキティ誕生
  • ベルばら(ベルサイユのばら)ブーム
  • 井上陽水「氷の世界」が大ヒット
  • 西城秀樹がソロ歌手として史上初となる日本のスタジアムでのコンサートを大阪スタヂアム(大阪球場)で開催

1974年(昭和49年)ヒット曲

  1. なみだの操 殿さまキングス
  2. あなた 小坂明子
  3. うそ 中条きよし
  4. ふれあい 中村雅俊
  5. 恋のダイヤル6700 フィンガー5
  6. 夫婦鏡 殿さまキングス
  7. くちなしの花 渡哲也
  8. 激しい恋 西城秀樹
  9. 積木の部屋 布施明
  10. 学園天国 フィンガー5
  11. 追憶 沢田研二
  12. 私は泣いています りりィ
  13. 精霊流し グレープ
  14. 小さな恋の物語 アグネス・チャン
  15. ひと夏の経験 山口百恵
  16. よろしく哀愁 郷ひろみ
  17. 岬めぐり 山本コウタローとウィークエンド
  18. 二人でお酒を 梓みちよ
  19. 夜空 五木ひろし
  20. ちっぽけな感傷 山口百恵