ロード(THE 虎舞竜) 1993年(平成5年)

今回ご紹介する1993年(平成5年)のヒット曲は、THE 虎舞竜の「ロード」です。
「ロード」は、1993年(平成5年)1月21日に発売されたTHE 虎舞竜のシングルです。作詞・作曲 高橋ジョージさんとなっています。

THE 虎舞竜の「ロード」は大ヒットしましたよね。歌い出しは、「ちょうど一年前に この道を通った夜昨日の事のように 今はっきりと想い出す♪」でした。物語みたいに情景が浮かぶ歌詞が特徴的でしたよね。個人的には、サビの「何でもないようなことが、幸せだった思う♪」っていう歌詞はグッときますね。

THE 虎舞竜の「ロード」ですが、バラエティ番組「テレビ近未来研究所」のエンディング曲でした。有線放送を中心に人気が広がりオリコンランキングでは最高第3位を獲得、売上199.7万枚の大ヒットとなりました。

「テレビ近未来研究所」って知らないんだよね。

「テレビ近未来研究所」は、1992年(平成4年)10月15日から1993年(平成5年)3月25日まで放送されていたバラエティ番組で、小林克也さん、高田純次さんなどが出演していました。前期のエンディング曲は、福山雅治さん「約束の丘」、後期のエンディング曲が、THE 虎舞竜の「ロード」でした。

ベストヒットUSAの小林克也さんが司会だったんだね。
※画像は、小林克也|人物|NHKアーカイブスからお借りしました。

話をTHE 虎舞竜の「ロード」に戻しますと、「ロード」は、インディーズ時代を含めて第1章から15章まであるそうですが、第3章までの累計では335万枚を売り上げたそうですよ。また、日本有線大賞・有線音楽優秀賞、全日本有線放送大賞・特別賞、日本レコード大賞・ヒットシングル賞など数多くの賞を受賞しています。

凄い人気だったよね。そう言えば、この「ロード」だけど、当時、実話だとかいう噂があったよね。

高橋ジョージさんの元に届けられた一通のファンレターが「ロード」が生まれるきっかけとなったそうです。ファンレターを送ってきた女の子は、当時19歳で、その手紙には「現在子供を妊娠していて、相手の彼はバツ1で一児の父。しかし『もう子供はいらない』と言っている。彼にどう打ち明けたら良いのか」という相談内容だったそうです。しかし、その後、彼女は交通事故で胎児とともに亡くなってしまったそうで、この知らせを聞いた高橋ジョージさんが衝撃を受けてこの「ロード」を作ったんだそうです。

やっぱり実話なんだね。この話を聞いてから「ロード」を聞くと、イントロのハーモニカのメロディが切ないよね。

それでは、1993年(平成5年)のヒット曲、THE 虎舞竜の「ロード」をどうぞ!

1993年(平成5年)のヒット曲「ロード」THE 虎舞竜

1993年(平成5年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位YAH YAH YAHCHAGE&ASKA240.8万
2位愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけないB’z202.1万
3位ロードTHE 虎 舞竜199.7万
4位エロティカ・セブンサザンオールスターズ171.7万
5位裸足の女神B’z165.3万
6位負けないでZARD164.5万
7位時の扉WANDS144.3万
8位真夏の夜の夢松任谷由実142.1万
9位揺れる想いZARD139.6万
10位世界中の誰よりきっと中山美穂&WANDS132.6万