想い出がいっぱい(H2O) 1983年(昭和58年)

今回ご紹介する1983年(昭和58年)のヒット曲は、H2Oの「想い出がいっぱい」です。
「想い出がいっぱい」は、1983年(昭和58年)3月25日に発売されたH2Oの5枚目のシングルです。作詞:阿木燿子さん、作曲:鈴木キサブローさん、編曲:萩田光雄さんとなっています。

H2Oの「想い出がいっぱい」の歌い出しは、「古いアルバムの中に、隠れて想い出がいっぱい♪」でした。リアルでは見ていないんだけど「みゆき」の主題歌でしたね。

H2Oの「想い出がいっぱい」は、テレビアニメ「みゆき」の主題歌として有名ですね。オリコンランキングでは最高6位を獲得、売上43.0万枚を超える大ヒットとなりました。当時も流行りましたし、今でも、中学校や高校の音楽の授業や合唱コンクールで選曲されることも多い楽曲ですよね。

「みゆき」はあだち充さんの作品だよね?

「みゆき」は、1980年(昭和55年)から1984年(昭和59年)まで「少年ビッグコミック」に連載されたあだち充さんの代表作の1つです。主人公の若松真人とヒロインである2人の「みゆき」の3人の織り成すラブコメですね。テレビ版は、1983年(昭和58年)3月から1984年(昭和59年)4月にかけてフジテレビ系列で全37話が放映されました。

あ~、こんな感じだったね。

話を「想い出がいっぱい」に戻しますと、H2Oは、1976年に結成したものの、大きなヒットに恵まれなかったこともあり、起死回生を狙ってプロの作詞家・作曲家に依頼してヒットしたのが、この曲ということになります。
ちなみに、H2Oは、
・中沢堅司さん(1957年生まれ、長野県上田市出身)
・赤塩正樹さん(1957年生まれ、長野県上田市出身)
のお二人のデュオです。

いや~、プロにお任せして大正解だったね!

結果は、そうなんですが、それまで自分たちで楽曲を作り勝負してきたのに、大ヒットした曲はプロの作品ということもあり、手放しで喜べないところもあったそうですよ。

そう言われてみると、自分たちにはやっぱり才能がなかったのかな、でも、結果オーライじゃんというような葛藤も出てくるよね。

また、「想い出がいっぱい」が大ヒットしたことで、H2O=「想い出がいっぱい」のイメージが世間一般についてしまって、そのイメージから脱却できず苦しんだことも多々あったそうです。結果的には、H2Oは、1985年(昭和60年)には解散してしまうことになります。

ヒットはしたけれど、同時に色々な苦しみも背負ったんだね。そう考えるとアーティストも大変な仕事だね。

1983年(昭和58年)のヒット曲、H2Oの「想い出がいっぱい」をどうぞ!

1983年(昭和58年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位さざんかの宿大川栄策106.0万
2位矢切の渡し細川たかし90.8万
3位めだかの兄妹わらべ88.5万
4位探偵物語/すこしだけやさしく薬師丸ひろ子84.1万
5位氷雨佳山明生79.1万
6位キャッツ・アイ杏里73.8万
7位ガラスの林檎/SWEET MEMORIES松田聖子70.1万
8位セカンド・ラブ中森明菜65.6万
9位フラッシュダンスアイリーン・キャラ63.8万
10位め組のひとラッツ&スター62.2万