見上げてごらん夜の星を(坂本九) 1963年(昭和38年)

今回ご紹介する1963年(昭和38年)のヒット曲は、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」です。
「見上げてごらん夜の星を」は、1960年に初演されたミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の劇中主題歌で、作詞:永六輔さん、作曲:いずみたくさんとなっています。

坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」と言えば有名な歌だけど、元々はミュージカルの主題歌だったんだね。

「見上げてごらん夜の星を」ですが、1963年(昭和38年)5月1日に発売された坂本九さんのカバーが大ヒットし、第5回日本レコード大賞作曲賞を受賞しています。
坂本九さんの代表曲でもあり、後に数多くのアーティストにカバーされています。

今でも時々聞くからね~

「見上げてごらん夜の星を」が流行った当時ですが、地方から東京へ集団就職し定時制高校に通っていた生徒たちは、この曲に励まされたということですよ。

なんとなく分かる気がするよ~
優しい気持ちになれる曲なんだよね~

それから「見上げてごらん夜の星を」ですが、1987年(昭和62年)には日本の中学生向け音楽教科書に、1984年(昭和59年)以後は高校生向け音楽教科書に何度か掲載されたりもしています。

教科書に載ってるんだね。

2011年の東日本大震災後、坂本九さんの歌が被災地でミュージシャンに歌われたり、復興に向けたCMソングに起用されたりと静かなブームにもなりました。

そう言えば、そうでしたね。

坂本九さんは、日本航空123便墜落事故に巻き込まれて43歳でお亡くなりになったのですが、本当に残念でした。

まだ、43歳だったんだ…

ちなみに、坂本九さんは、1941年(昭和16年)生まれ、神奈川県川崎市川崎区の出身です。「上を向いて歩こう」、「見上げてごらん夜の星を」、「明日があるさ」等数多くのヒット曲を出しています。

愛称は九ちゃんですね。

坂本九さんが、戦時中、疎開のため住んでいた茨城県笠間市では、夕方17時の時報として防災行政無線から「見上げてごらん夜の星を」が流されているそうです。また、福岡県大川市の防災行政無線では18時に市内全域で流されているそうですよ。

1963年(昭和38年)のヒット曲 坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」

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1963年(昭和38年)のヒット曲ランキング

順位曲 名歌手名
1位こんにちは赤ちゃん梓みちよ
2位見上げてごらん夜の星を坂本九
3位高校三年生舟木一夫
4位長崎の女春日八郎
5位ホンダラ行進曲ハナ肇とクレージーキャッツ
6位東京五輪音頭三波春夫
7位若い季節ザ・ピーナッツ
8位学園広場舟木一夫
9位男船井沢八郎
10位みんな名もなく貧しいけれど三田明