まちぶせ(石川ひとみ) 1981年(昭和56年)

今回ご紹介する1981年(昭和56年)のヒット曲は、石川ひとみさんの「まちぶせ」です。
「まちぶせ」は、1981年(昭和56年)4月21日に発売された石川ひとみさんの11枚目のシングルです。作詞・作曲:荒井由実さん、編曲:松任谷正隆さんとなっています。

石川ひとみさんの「まちぶせ」は、曲を作った松任谷由実さんのカバーでも有名ですし、これまでも多くの人がカバーしている名曲ですよね。歌い出しは、「夕暮れの街角、のぞいた喫茶店、微笑み見つめ合う見覚えある二人♪」でした。

石川ひとみさんの「まちぶせ」ですが、オリコンランキングでは最高6位を獲得、レコード売上39.7万枚を記録する大ヒットとなりました(累計では70万枚超)。この曲のヒットで石川ひとみさんは、1981年(昭和56年)の「NHK紅白歌合戦」にも初出場しています。

石川ひとみさんは、この「まちぶせ」が11枚目のシングルだったんだね。それまではヒット曲が無かったのかな?

石川ひとみさんは、高校卒業時にご両親に「4年間、東京で頑張らせてほしい」と約束して上京、1978年(昭和53年)5月25日に、「右向け右」という曲でアイドル歌手デビューしています。ただ、デビュー以来、歌手としては鳴かず飛ばずだったんですね。ご両親と約束したタイムリミットの1981年、次のシングルを最後に歌手をやめることを心の中で決めていたそうなのですが、そんな中、スタッフさんが持ってきてくれた曲がこの「まちぶせ」だったと…

それが大ヒットして、歌手として活動を続けられたってことなんだね。

そういうことです。石川ひとみさんとこの「まちぶせ」との出会いというもちょっとした縁があって、元々この曲は、1976年(昭和51年)に発売された三木聖子さんという方のデビュー曲だったのですが、高2の頃に石川ひとみさんが通っていた音楽学院の課題曲として出された曲で、歌詞も全部覚えていたんだそうですよ。

最後にしようと思っていた曲が、昔の課題曲で歌詞まで全部覚えているって、直ぐに入り込めるだろうし不思議な縁があったんだね。

実際、石川ひとみさんも、この「まちぶせ」を歌うことになったときには「この歌だったら、これが私の歌手生活のピリオドになっても悔いはないな」と思ったそうですよ。

色々な偶然が重なって大ヒットにつながったんだろうね。

それでは、1981年(昭和56年)のヒット曲、石川ひとみさんの「まちぶせ」をどうぞ!

1981年(昭和56年)のヒット曲「まちぶせ」石川ひとみ

1981年(昭和56年)ヒット曲

順位曲名歌手名売上枚数
1位ルビーの指環寺尾聰132.7万
2位奥飛騨慕情竜鉄也128.0万
3位スニーカーぶる~す近藤真彦104.7万
4位ハイスクール・ララバイイモ欽トリオ95.9万
5位長い夜松山千春86.6万
6位大阪しぐれ都はるみ86.2万
7位街角トワイライトシャネルズ71.7万
8位恋人よ五輪真弓70.2万
9位チェリーブラッサム松田聖子67.4万
10位守ってあげたい松任谷由実67.4万